白無垢には、どのような種類があるのか気になりますよね。
今回は、白無垢を選ぶ際のチェックポイントを解説します。
白無垢に合わせた身だしなみについてもご紹介するので、白無垢を検討している人は併せて参考にしてください。
白無垢の種類は?6つのチェックポイント
白無垢を選ぶ際は、以下の6つのポイントをチェックしましょう。
- 生地
- 織り方
- 技法
- 色合い
- 柄(デザイン)
- ふき
白無垢の種類によって着たときの印象や意味合いが異なります。
ご紹介するチェックポイントを参考にしながら、お気に入りの白無垢を見つけましょう。
なお、白無垢に関する基礎知識は、以下の記事で詳しく解説しているため、併せて参考にしてください。
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1.生地
白無垢に用いられている生地は、「化学繊維」「正絹(しょうけん)」「交織(こうしょく」の3種類です。
化学繊維とは化学繊維を用いて作られた生地のことで、他の種類よりも低価格で購入できます。
正絹とは絹100%で作られた生地のことで、高品質な白無垢に使用されています。
ただし、メンテナンスが大変であることがデメリットといえるでしょう。
交織は、化学繊維と絹を織り交ぜて作った生地のことです。
化学繊維の扱いやすさと、正絹の高級感を兼ね備えています。
2.織り方
白無垢の織り方は、「緞子(どんす)」「綸子(りんず)」「縮緬(ちりめん)」の3種類が一般的です。
緞子とは、帯にも使用される紋織物のことで、重厚感と光沢があります。
綸子は、ねじれのない繊維を用いた織り方のことで、滑らかな肌触りが特徴です。
振袖や訪問着など、さまざまな衣類を織る際に使用しています。
縮緬は、ねじれの生糸を用いる織り方のことで、白無垢に用いられることは珍しい織り方です。
3.技法
白無垢に用いられている技法には、さまざまな種類があります。
例えば、職人の手で直接柄をデザインしていく「横振り刺繍」は、日本独自の技法です。
ミシンの針が左右に動くことから、経験が必要な技法だといわれています。
ほかにも、立体感のあるデザインができる「相良刺繍(さがらししゅう)」は、模様を描く技術が必要で、豪華な白無垢ができるでしょう。
白無垢に用いられている技法によって仕上がりが異なることから、自分のお気に入りの技法を見つけるのも楽しいかもしれません。
4.色合い
白無垢には、「純白」「オフホワイト」「アイボリー」の3色があります。
純白とは、青みを帯びている白のことで、化学繊維で作られた白無垢が該当します。
肌白で目や髪が黒い人によく似合うでしょう。
オフホワイトは、純白よりも柔らかさのある白のことで、日本人の肌に馴染みやすいのが特徴です。
アイボリーは、やや黄色みがかかった白のことを指し、肌を明るく見せたい場合に選ぶといいでしょう。
「もともと肌の色が黒い」といった肌の色に悩みがある人は、事前に色合いをチェックしておくのがおすすめです。
5.柄(デザイン)
白無垢に描かれている柄には、さまざまな意味が込められています。
例えば、鳳凰は平和の象徴といわれており、「夫婦間で争いが起きないように」との意味があります。
また、菊は漢方薬に用いられていたことから、「不老不死」「無病息災」を願っているのです。
菊が大きく描かれた白無垢は華やかさも演出してくれます。
白無垢に描かれた桜には、「新しい門出」という意味が込められています。
日本の国花でもある桜がデザインされた白無垢を身にまとって、夫婦で新しい人生をスタートさせるのもいいでしょう。
なお、白無垢に描かれた柄に関する詳細は、以下の記事をご覧ください。
白無垢に描かれた鶴の意味とは?鶴以外の気になる文様もチェック
6.ふき
白無垢を選ぶ際は、ふきにも注目しましょう。
ふきとは、裏地が表からも見えるように仕立てられた部分のことです。
着物の袖口や袖部分に見られ、生地の痛みや汚れを防止するために作られたといわれています。
白無垢の場合、ふきも白色であることが多いものの、色柄の付いたものも販売されています。
なかでも、赤く染められた「赤ふき」は顔色が良く見えるほか、災いを防ぐといった意味があるため人気です。
白無垢を選ぶ際は、ふきの色もチェックするといいでしょう。
白無垢に合わせた身だしなみ
白無垢を着る際は、白無垢以外の身だしなみにも気を遣うことが重要です。
白無垢に合わせて身だしなみを整えておくことで、よりきれいな花嫁になれるでしょう。
身だしなみを整える際に押さえておきたいポイントは、以下の4つです。
- 髪型
- メイク
- 肌着
- 小物
ここでは、白無垢に合わせた身だしなみのポイントについて詳しく解説します。
なお、白無垢を着こなす際のポイントについて、以下の記事も併せて参考にしてください。
白無垢の構造を詳しく解説!着こなしのポイントについても紹介します
髪型
白無垢は和装のヘアスタイルだけではなく、洋髪にもよく似合います。
例えば、お団子ヘアである「シニヨン」や、髪の毛を巻いた「ゆるふわヘア」などもおすすめです。
また、髪飾りによってもヘアスタイルの印象が大きく変わるため、自分に似合う髪飾りを探してみましょう。
白無垢に似合う髪型の詳細は、以下の記事で詳しく解説しています。
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メイク
白無垢を着る際のメイクは、水化粧とナチュラルメイクの2種類です。
水化粧とは、水で溶かしたおしろいを筆で塗っていくメイク法のことで、白無垢によく映えます。肌への付け心地も良く、一度試してみるのもいいかもしれません。
しかし、水化粧は白無垢向けのメイクであるため、披露宴のことを考えてナチュラルメイクを施す花嫁が増えています。
どのようなメイクを施したいのか、好みに合わせて選ぶといいでしょう。
なお、白無垢の際に行うメイクについての詳細は、以下の記事をご覧ください。
白無垢のメイクはどうする?和装姿に映えるメイクで結婚式を挙げよう
肌着
白無垢の下に着る肌着は、「肌襦袢(はだじゅばん)」「長襦袢」「掛下(かけした)」の3種類です。
肌襦袢とは和装の下に着る肌着のことで、皮脂や汗などから着物を守ります。
肌襦袢には婚礼衣装用と一般用の2種類があるため、白無垢を着る際は婚礼衣装用を着用しましょう。
長襦袢は肌襦袢の上に着る肌着のことで、肌襦袢と同様に着物が汚れないように守る役割があります。
襟や袖口から見えてしまうため、白無垢を着る際は白色の長襦袢を選ぶのが無難です。
掛下は、白無垢の下に着る着物のことです。
掛下は、カラーバリエーションが豊富であるものの、白無垢の際は白掛下を選びます。
小物
和装の結婚式では、さまざまな小物を取り入れます。
和装で使用される小物は、江戸時代の女性が使用していたアイテムが元になっており、それぞれ意味が込められているのです。
例えば、白無垢を着る際に使用する角隠しには、「怒りや嫉妬を隠す」との意味があります。
小物を選ぶ際は、それぞれの意味を理解して、より理想となる結婚式を上げるといいでしょう。
結婚式で使用される和装小物についての詳細は、以下の記事をご覧ください。
結婚式で使われる和装小物を紹介。取り入れる際のポイントも解説
まとめ:白無垢の種類を理解しよう
白無垢の種類や選ぶ際の注意点などについてご紹介しました。
ポイントは、以下のとおりです。
- 白無垢は化学繊維や正絹(しょうけん)、交織(こうしょく)の3種類の生地がある
- 織り方によって見た目や雰囲気が異なる
- 肌の色に合わせて、白無垢の色合いを決める
- ふきにも注目する
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