和装の結婚式でピアスを合わせても良いのか分からない方もいるかもしれませんね。
今回は、和装にピアスを合わせて良いのかについてご紹介します。
和装に適したピアスの種類や注意点もご紹介しているため、和装でのピアスが気になる人はぜひ参考にしてください。
目次
和装の結婚式にピアスを合わせても良いの?
和装を着用するとき、ピアスをつけても良いのか迷う新婦もいるかもしれませんね。
和装を着用するときにピアスをつけるのは良くないといった声があるのも事実です。
和装の結婚式でピアスを控えたほうが良いと考えられている理由は、かつては着物を着るときにアクセサリーを身につける文化がなかったことが挙げられます。
着物の装飾といえば、当時は、かんざしや櫛(くし)、つまみ細工などをつけるのが正装でした。
また、ピアスは本来西洋の文化であるため、和装には適さないといわれています。
しかし近年は、和装にピアスをつける新婦も増えておりマナー違反と判断されることも少ないです。
和の雰囲気を感じられるピアスであれば、和装にもすんなり馴染んでくれます。
状況に応じて和装にピアスをつけるか決めましょう。
和装に適したピアスの種類3つ
ピアスはさまざまな種類があるため、どのように選べばいいか分からない新婦もいるでしょう。
基本的に、上品で華やかな和装には小さくて控えめなデザインのピアスとの相性がばっちりです。
結婚式で着用する和装に適したピアスの種類には、次のようなものがあります。
- 冠婚葬祭に最適な真珠のピアス
- 和柄の生地を使用したピアス
- 個性的な和柄モチーフのピアス
それぞれの項目を確認していきましょう。
1.冠婚葬祭に最適な真珠のピアス
和装の結婚式でつけるアクセサリーとして無難なのが、真珠のピアスです。
真珠のピアスは上品な和装との相性が良いので、白無垢や色打掛けといった和装の結婚式でつけても違和感がありません。
また、真珠のピアスは、淡水パールやバロックパールなどさまざまな種類があります。
真珠の色味も種類が豊富であるため、和装に合わせて選ぶのも楽しいですね。
しかし、真珠のピアスのなかには、デザイン性が高いものも多くあります。
厳格な和装の結婚式の場合、デザイン性の高いピアスは不適切と考えられることも多いです。
このような場合は、シンプルなデザインのピアスを選ぶようにするのがいいでしょう。
2.和柄の生地を使用したピアス
和柄の生地を使用したくるみボタンなど、和の雰囲気を感じさせるピアスもあります。
着物と似た印象の和柄の生地を選べば、和装にピアスを合わせたときに馴染みやすいです。
また、和柄の生地やパーツを揃えれば、自分でピアスを作れるので結婚式の思い出にもなります。
和柄の生地は華やかな印象のものが多いですが、色の選び方さえ注意すれば派手になりすぎることはありません。
また、小ぶりの和柄のピアスを選べば全体と馴染みやすいので和装の結婚式にぴったりです。
3.個性的な和柄モチーフのピアス
アクセサリーで遊び心をプラスしたいなら、和柄モチーフのピアスを選びましょう。
古典的な和柄には、水引きや扇子、組紐、折り鶴などさまざまな種類があります。
古典的な和柄をモチーフにしたピアスをつけることで、個性的な着こなしが完成するのが特徴です。
特に、折り鶴をモチーフにした小ぶりのピアスは人気で、耳元を和の雰囲気に仕上げてくれます。
縁起の良いものの象徴である鶴は、和装の結婚式にふさわしいでしょう。
和装にピアスを合わせる際の注意点4つ
従来は、結婚式で和装を着用するときにピアスを合わせるのは良くないとされていました。
一方、近年はマナー違反と判断されることが少なくなっているためピアスをつける方が増えています。
しかし、挙式スタイルやピアスの選び方を間違えると印象が悪くなってしまうことも多いです。
和装にピアスを合わせる際の注意点には、次のようなものがあります。
- 和装とピアスの格式には注意する
- 基本的には小ぶりなものを選ぶ
- カラーは和装の色に合わせる
- 快く思わない参列者もいる
それぞれの項目を確認していきましょう。
1.和装とピアスの格式には注意する
和装には格があり、フォーマルな着物とカジュアルな着物があります。
和装の結婚式で着るのはフォーマルな着物であるため、格に注意してピアスを選ぶことが必要です。
例えば、真珠のピアスは、白蝶(はなだま)真珠や黒蝶(くろちょう)真珠などであれば、格が高い和装に合わせて問題ありません。
特に、厳格な結婚式の場合は、格に合わせてピアスを選ばないと印象が悪くなることも多いです。
イミテーションの真珠や綿製のコットンパールなどは和装の結婚式には向かないでしょう。
2.基本的には小ぶりなものを選ぶ
ピアスは、さまざまなサイズがあります。
しかし、和装の結婚式にピアスを合わせるとき、基本的には小ぶりのものを選ぶのがいいでしょう。
あまりに大きすぎるピアスを選んでしまうと、全体のバランスが悪くなってしまうこともあります。
また、ピアスにばかり目が行ってしまい逆に着物が目立たなくなることもあるため、和装につけるピアスは控えめなサイズ感が最適です。
ただ、大ぶりのピアスをつけたいと考える新婦もいるかもしれませんね。
このような場合は、小ぶりのピアスと大ぶりのピアスを両方用意しておき、結婚当日に試しづけしてみて似合うものを選ぶのもいいでしょう。
3.カラーは和装の色に合わせる
ピアスの色を選ぶときは、基本的に着物の色味に合わせるのがいいでしょう。
例えば、真珠のピアスの場合、乳白色や薄い桜色、濃いめの桜色、黒っぽい色などがあります。
どのような色の真珠を選ぶかで人に与える印象も大きく変わるので、全体のバランスを考えながら選ぶことが大切です。
ピアスの色味で迷ったら、信頼できる家族や友人に付き添ってもらって相談するのもいいですね。
4.快く思わない参列者もいる
近年は、和装の結婚式で新婦がピアスをつけることへの理解が深まっています。
しかし、なかには、快く思わない参列者がいることもあるため注意しなければいけません。
特に、年配の参列者は、和装の結婚式でピアスをつけることに抵抗を感じる方もいます。
そのため、参列者の年齢層を踏まえてピアスをつけるかどうか決めるのがいいかもしれません。
ピアスと合わせたい髪飾りの種類3つ
和装にはピアスだけでなく、髪飾りをつけて華やかさを演出できます。
和の雰囲気も格段に上がるので、衣装やピアスに合わせた髪飾りをつけてみてはいかがでしょうか。
ピアスと合わせたい髪飾りの種類には、次のようなものがあります。
- 華やかな雰囲気になる生花や造花
- 可憐な印象に仕上がるつまみ細工
- おしゃれなリボンやパールピン
それぞれの項目を確認していきましょう。
1.華やかな雰囲気になる生花や造花
洋装、和装のどちらの結婚式でもよく使用される髪飾りが、生花や造花です。
色鮮やかな生花や造花は、顔周りをパッと明るくしてくれるので顔色も良く見えます。
和装でアップヘアにするなら、大ぶりな生花や造花を選ぶのがおすすめです。
顔周りに大ぶりの花を持ってくることで、顔が小さく見える効果も期待できます。
ラフな髪型にするなら、かすみ草やグリーンなどナチュラルな生花や造花が最適です。
大ぶりの花を髪飾りにするならピアスは小ぶりなもののほうがバランスがよいでしょう。
2.可憐な印象に仕上がるつまみ細工
江戸時代中期から伝わる伝統的な日本工芸であるつまみ細工を使用して作られた、簪(かんざし)や櫛(くし)などの髪飾りがおすすめです。
例えば、長さがある簪(かんざし)なら、顔の横で揺れる飾りが可憐な印象に仕上がります。
櫛(くし)は格調高い鼈甲(べっこう)を選べば、和の雰囲気が増して全体にまとまりのある着こなしが完成するでしょう。
簪(かんざし)や櫛(くし)もさまざまな種類があるので、和装とピアスの雰囲気に合うお気に入りのアイテムを見つけましょう。
3.おしゃれなリボンやパールピン
洋装で人気のあるアクセサリーのなかでも、和装に似合うものも多くあります。
例えば、リボンはシンプルなヘアスタイルに華を添えてくれるアイテムです。
また、生花や造花にリボンを組み合わせれば、より華やかさが増します。
上品な仕上がりになるパールピンも和装にあうアクセサリーのひとつです。
パールピンは、シニヨンや編み込みスタイルなどのまとめ髪によく似合います。
派手になりすぎないので、シンプルな装いに仕上げたいときに重宝するはずです。
ピアスもパールのもので合わせることでまとまりがでるでしょう。
和装に似合う髪型について知りたい方は、こちらをご確認ください。
色打掛にはどんな髪型が似合う?かつらと地毛どっち?髪飾りは?
まとめ:和装にピアスを合わせる時はTPOに配慮しよう!
この記事では、和装にピアスを合わせて良いのかについてご紹介してきました。
ポイントは、以下のとおりです。
- 近年は和装の結婚式でピアスをつけても問題ない
- 和装とピアスの格式や色に注意して選ぶ
- 快く思わない参列者もいるので配慮が必要である
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