色打掛にはどのような髪型を合わせるべきなのでしょうか。選ぶ髪型によって、顔回りの印象は大きく左右されるため、花嫁にとって妥協できない問題です。
和装である色打掛には、和髪をかつらにしたものがよく合わせられてきました。しかし、最近では地毛でおしゃれな洋髪を合わせる花嫁も大勢います。
今回は、色打掛に合わせるおすすめの髪型やおしゃれな髪飾りを紹介していきます。
目次
色打掛とは？
色打掛とは和服の一種で、白い着物の上に華やかな模様が織り上げられた着物のことを指します。元々は武家女性の礼装とされており、江戸時代以降町人などにも広まりました。近年では、結婚式や披露宴で花嫁さ身に付ける衣装とされています。
花嫁衣裳となる和装には、他にも白無垢や引き振袖があり「挙式は白無垢で披露宴は色打掛にしたい」という花嫁も多いです。
色打掛には様々な模様が描かれており、中でも金や銀の糸で艶やかな吉祥文様が描かれたものが主流。ハレの日にぴったりの花や鶴、亀といったおめでたい絵柄が刺繍されています。
カラーは赤や青、緑などさまざまな色打掛が存在するので、花嫁の好みの衣装を選べます。
色打掛の選び方については「色打掛の5つの選び方と選ぶポイントをチェック！似合う髪飾りも紹介」で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
【かつら編】色打掛に合わせる正統派の髪型
色打掛は日本の伝統的な衣装です。かつらを利用することで、昔ながらの日本髪を再現できます。
かつらには、全てかつらで賄う「全かつら」と、一部に地毛を残した「半かつら」の2種類があります。それぞれの特徴を見てみましょう。
全かつら
全かつらとは、地毛をすべてかつらの中に納めてしまうことをいいます。文金高島田（ぶんきんたかしまだ）と呼ばれる日本古来の女性の髪形に結い上げたかつらです。
前髪を上げて頭のてっぺんに髷を作り、うなじに髪をまとめるため全体的に丸いフォルムです。
かつらを外せばすぐ髪の毛をセットし直せるため、お色直しの時に髪型を変更しやすいメリットがあります。一方、外側に見える髪はすべてかつらになるため、覆う部分が多く重い点がデメリットです。
半かつら
半かつらは一部のフェイスラインに地毛を用いたかつらのことです。地毛の上に結い上げたかつらを馴染ませるように合わせ、違和感のない和髪に仕上げます。
一部に地毛を使っているため、かつらを被ることに抵抗がある方にも使いやすいでしょう。
黒だけでなく茶色のかつらもあるため、カラーリングをしている方も安心です。
【地毛編】色打掛に合わせる人気の髪型
「かつらではなく地毛がいい」という方もいますよね。色打掛に地毛の髪形を合わせる場合、和髪だけでなく洋髪という選択肢もあります。最近ではあえて洋髪を選択し、おしゃれな雰囲気に仕上げる方も増えています。
地毛は花嫁の好みに合わせてアレンジでき、頭も軽く動きやすいのが特徴です。ここでは、髪の長さ別におすすめの髪型を紹介します。
ロング・ミディアム｜新日本髪・洋髪アレンジ
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髪の長さがある程度あるロングやミディアムの方は、和髪も洋髪も好きな方でアレンジが可能です。
和髪の場合、かつら編で登場した文金高島田に地毛を結い上げることもできます。カジュアルな印象にしたい方は、伝統的な日本髪をアレンジした新日本髪がおすすめです。
洋髪スタイルを好む方は、三つ編みにしたりサイドアップにしたりと長さを活かしたさまざまなアレンジが可能です。生花や造花で飾り付けすると、より華やかな印象になるでしょう。
ロング・ミディアム｜シニヨン
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きっちりもゆるふわも、アレンジが自由自在なシニヨンヘア。自分の好みのスタイルを選びやすい髪型です。
色打掛に似合うアクセサリーをつければ、全体的に統一感も出せます。
洋装にも合わせられるので、挙式から披露宴まで髪型を直さなくて済むメリットもあります。
ボブ・ショート｜華やかな髪飾り
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ボブやショートの方には髪飾りでアレンジするのがおすすめです。髪をアップにして華やかな髪飾りやかんざし、造花を飾ればおしゃれな雰囲気に仕上がります。
そのほか、ヘッドドレスを付けたりリーゼント風にしたり、バリエーションはさまざま。花嫁のセンスが光りますね。
色打掛に合わせるおしゃれな髪飾り
髪型が決まったら、髪飾りを選びます。伝統的な物から現代風の華やかなものまであり、選ぶ髪飾りによって雰囲気が大きく変わります。
ここでは、色打掛に合わせられるおしゃれな髪飾りを4つ紹介します。
角隠し
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角隠しは、文金高島田の上に被る白い帯状の布のことをいいます。白無垢の花嫁が被っている綿帽子とは違って、髪型のトップに当たる部分が空いているためかんざしや笄を見せられます。
うなじ部分も空洞になっているため、和髪の美しい部分を外にアピールできる髪飾りです。衣装から髪型まですべて和風で揃えたい方にぴったりです。
かんざし・櫛・笄（こうがい）
和髪を華やかに彩ってくれるのがかんざしや櫛、笄（こうがい）です。つまみ細工を使ったかんざしは、正統派におすすめ。
そのほか、玉かんざしや平打かんざしなど色打掛に合わせやすいデザインのものが多数あります。
櫛や笄（こうがい）も、和装の髪飾りとしてよく用いられています。複数の飾りを組み合わせて、オリジナリティを出すのもいいでしょう。
造花
造花は、和髪にも洋髪にも合わせやすいアイテムです。造花はデザインが自由なので、インパクトのある髪型に仕上げるのにぴったり。
造花を選ぶメリットは、季節に関係なく好きな花を選べることです。また、枯れる心配がいらないため、たとえば前撮りと挙式で同じものを着用することもできます。
1つ飾るだけで髪型をパッと明るくしてくれるので、色打掛の衣装の色とバランスが取れる造花を選ぶといいでしょう。
生花
生花を髪飾りに使うと、贅沢感や特別感を演出できます。季節によって使える花が限定されたり思い通りのデザインにならなかったりすることもありますが、それも生きている生花だからこそ。
造花に比べるとコストは高くなりますが、その日のための特別感を味わいたい方におすすめです。
前髪あり・なしどっちがいい？それぞれのメリットとおすすめアレンジ
髪型を決める際に、前髪ありがいいかなしかいいか気になる方も多いのではないでしょうか。それぞれ与える印象が異なるので、目指す印象に合わせて選ぶといいでしょう。
それぞれの特徴を紹介するので、どちらを選んだらいいのか決める際の参考にしてみてください。
前髪あり｜可愛らしい印象
前髪ありのスタイルは、幼く可愛らしい印象を与えます。
「斜めバング」や「シースルーバング」にすると、ナチュラルに見えるでしょう。きっちりした髪型がいい方は、センター分けもおすすめ。
あまりおでこを出したくない方も、選べる髪型は多数あります。前髪の長さによってできる髪型が変わるため、こだわりがある方はある程度伸ばしておくと選択肢が広がります。
前髪なし｜大人っぽい印象
前髪なしは大人っぽい雰囲気になるため、和装にぴったりです。
きっちり上げて、伝統的な日本髪スタイルにするのもいいでしょう。今風にしたいなら、ウェーブをかけてオールバックにしたり編み込みにしたりする方法もあります。
特に暑い季節は、前髪がないほうが汗をかいたときにおでこにくっついてしまう心配がありません。季節によって前髪あり・なしを選ぶのも選択肢の1つです。
色打掛の髪型に関するQ&A
色打掛を着用するときの髪型に関するよくある疑問を2つ紹介します。
- 30代以上に似合う大人っぽい髪型は？
- 髪色は黒髪でないと似合わない？
気になる疑問がある方は、ぜひチェックしてみてください。
30代以上に似合う大人っぽい髪型は？
大人の女性には、落ち着いたまとめ髪がいいでしょう。伝統的な日本髪もいいですが、華やかな印象にしたいなら低めの位置にまとめたローシニヨンもおすすめ。
ただし、地味になりすぎないように工夫することも大切です。たとえば、巻き髪にしてからまとめたり、大きめの髪飾りをつけたりすると、華やかで若々しい印象を与えられます。
好きな髪型を選ぶのが一番ですが、迷ったときの参考にしてみてください。
髪色は黒髪でないと似合わない？
色打掛を着用する場合、黒髪以外の髪色でも統一感を出せます。
自分の髪色を活かしたいなら、それに合う色打掛を選ぶといいでしょう。気に入った色打掛があるなら、それに合わせて髪色を変えるのも選択肢の1つ。
なお、地毛は黒くないけれど黒髪がいいという方は、かつらを着用する方法もあります。
全体のバランスをみて、髪色もコーディネートの1つとして見てみるのがおすすめです。自分で判断が難しい場合は、プロのアドバイスを受けるのもいいでしょう。
和婚スタイルなら色打掛もヘアセットもまとめて手配できる
色打掛で結婚式を挙げたいときには和婚スタイルがおすすめです。神社での挙式を主に取り扱っているため、和服である色打掛の種類が豊富にあります。
華やかなものからシックなものまで、花嫁のお気に入りの一着がきっと見つかるはずです。
お気に入りの柄が見つかる！和婚スタイルの豊富な色打掛
和婚スタイルには、色打掛が豊富に用意されています。色や柄、模様もさまざまなものがあり、どれを着ようか迷ってしまうほどです。
衣装の一部は和婚スタイルのホームページにも掲載されています。どんなものがあるのか参考にしたい方は一度和婚スタイルのホームページを覗いてみましょう。
ヘアセットも一緒に申し込み可能
おしゃれな色打掛で結婚式を挙げるなら、ヘアセットにもこだわりたいですよね。和婚スタイルでは、衣装からヘアセットまでまとめて手配できます。
選んだ色打掛に似合うヘアスタイルのアドバイスをもらえるので「髪型が自分だけでは決められない」というときでも安心です。衣装に合ったヘアスタイルなら、素敵な思い出を残しましょう。
ヘアアクセサリーの種類も豊富
顔回りの印象に大きく関わるヘアアクセサリーも、花嫁衣裳の重要なポイントです。和婚スタイルには、ヘアアクセサリーのレンタルも用意されています。
和髪にも洋髪にも合わせられるものがたくさんあるため、わざわざ別のお店でヘアアクセサリーを購入する必要はありません。色打掛を着用する際に結婚式に必要なものは、すべて和婚スタイルにお任せできます。
神社挙式なら「和婚スタイル」
色打掛で結婚式を挙げるのなら、神社挙式がおすすめです。せっかくの結婚式、一生の思い出に残る写真を残しておきたいですよね。そんなときでも神社挙式なら安心です。和装である色打掛は神社のロケーションによく映えます。日本らしい美しい写真を記念に残すことができますよ。
和婚スタイルでは、さまざまな神社での挙式を取り扱っています。湯島天満宮や浅草神社、鎌倉宮など由緒正しい神社で神前式を挙げられます。オンライン・店頭にて結婚式の相談や見積もりを確認することができるため、気軽に問い合わせをしてみましょう。