神前式での挙式を検討する際、神社の選び方がわからずに迷ってしまいますよね。
今回は、神前式の神社を選ぶ際のポイントを解説します。
神前式の流れや押さえておくべきマナーなども紹介するため、神前式を挙げたい人は是非参考にしてください。
目次
神前式の神社の選び方3つ
神前式を挙げるなら、神社の選び方は特にこだわりたいポイントですよね。
神前式の神社を選ぶ際は、以下の3つを基準にして選ぶのがおすすめです。
- 神社の区分から選ぶ
- 希望の条件に合う神社を選ぶ
- 神社を見学するor神前式を扱う会社に相談する
満足のいく神前式を挙げられるように、神社選びの基本を押さえておきましょう。
1.神社の区分から選ぶ
神社を選ぶ際は、神社の区分に注目するのがポイントです。
神前式を行う神社には、以下の3つの区分があります。
- 産土神社(うぶすなじんじゃ)
- 氏神神社(うじがみじんじゃ)
- 崇敬神社(すうけいじんじゃ)
産土神社は自分が生まれた地域にある神社、氏神神社は自分が住む場所にある神社です。
崇敬神社は出身地域や住んでいる場所にかかわらず、特別な思い入れがある神社を指します。
神前式を挙げた神社は、式後も子どもの七五三などの節目に訪れることがあるため、長く通いたいと思える神社を選びましょう。
2.希望の条件に合う神社を選ぶ
希望の条件をリストアップし、条件に合う神社を選ぶのも一つの方法です。
主なチェックポイントを以下にまとめました。
- 神社の雰囲気(格式や伝統、希望の挙式とイメージが合うかなど)
- 神社に祀られている神様やご利益
- トータルの費用や内訳
- アクセス(最寄り駅からの距離など)
- 収容人数
理想的な神前式を挙げるためには、特に神社の雰囲気を重視して選ぶといいでしょう。
神前式にはさまざまな費用がかかるため、費用の内訳を確認し、トータルコストを比較することも大切です。
また、「アクセスしやすい場所にあるか」「収容人数に余裕があるか」もチェックしておきましょう。
3.神社を見学するor神前式を扱う会社に相談する
気になる神社があれば、まずは見学してみるのがおすすめです。
実際に足を運ぶと、神社の雰囲気や挙式のイメージをつかみやすくなりますよ。
神社によっては無料体験会や試食会を開催しているため、ぜひ利用してみましょう。
見学に行くのが難しいなら、神前式を扱う会社に相談する方法もあります。
神前式に特化している会社であれば、希望に合う神社やお得なプランを提案してもらえるでしょう。
そもそも神前式とは?基礎知識をおさらいしよう
神前式には、神社で挙げる結婚式ならではの特徴がいくつかあります。
神前式を挙げたいと考えているなら、基本的なポイントを理解しておきましょう。
- 神前式の歴史や神前式が向いている人の特徴
- 神前式の主な式次第
- 神前式を行う際にかかる費用項目
- 神前式ならではのアイテム
- 神前式で人気の演出
ここでは、神前式の基礎知識について詳しく解説します。
神前式は神社の神前で行う挙式のこと
神前式は、「先祖の神々に結婚を報告する」という日本独自の挙式スタイルです。
明治時代に始まって以来、神社で行うのが基本でしたが、近年はホテルや館内神殿で挙げるケースも増えています。
また、晩婚化によって「落ち着きのある式を挙げたい」というニーズが高まっていることから、神前式の人気は上昇傾向にあります。
和装で式を挙げたい人や、日本の伝統文化を重んじる人には、日本で古くから受け継がれてきた神前式が向いているでしょう。
式の流れは?神前式の主な式次第
神前式では基本的な流れが決まっており、以下の式次第で行われるのが一般的です。
- 入場
- 修祓の儀(しゅうばつのぎ)
- 祝詞奏上(のりとそうじょう)
- 三献の儀(さんこんのぎ)
- 誓詞奏上(せいしそうじょう)
- 玉串奉奠(たまぐしほうてん)
- 指輪交換
- 親族盃の儀(固めの盃の儀)
- 斎主あいさつ(さいしゅあいさつ)
- 退場
神前式を挙げる際は、それぞれの儀式がもつ意味を理解しておくのがおすすめです。
式の流れや意味合いについて詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
神前式の流れを儀式の内容とともに解説!お得なプランもご紹介!
神前式を行う際にかかる費用項目
神前式を行う際は、主に以下の費用がかかります。
- 挙式代
- 衣裳代
- ヘアメイク代
- 撮影代
- 婚礼料理代
- 装飾代
神社によっては、挙式と披露宴を組み合わせたパックプランが用意されていることもあります。
しかし、神社に披露宴が行えるスペースがない場合は、レストランや料亭を手配しなければいけません。
その際は、個室利用料やサービス料などの費用が別途発生します。
また、基本的な費用項目に加えて以下の料金をチェックしておくことも大切です。
- 花嫁行列にかかる費用
- 玉串料または初穂料(はつほりょう)
- 巫女舞い・雅楽隊などの追加オプション
- 和装衣裳の装飾品を追加する際の費用 など
神前式の費用相場や詳しい内訳は、以下の記事で詳しく解説しています。
神前式の費用は46万?85万円ほど!内訳を確認して予算を立てよう
神前式ならではのアイテム
神前式を行う際は、神前式ならではのアイテムを用意する必要があります。
- 玉串(たまぐし)
- 朱傘(しゅがさ)
- 末広(すえひろ)
- 懐剣(かいけん)
- 角隠し(つのかくし) など
玉串は、神様が宿るとされる榊(さかき)の枝に紙垂をつけたものです。
朱傘は赤い傘のことで、魔除けとして新郎新婦を守るという意味合いがあります。
末広は婚礼で用いられる扇子、懐剣は帯にさす短剣です。
頭を覆う帯状の布は角隠しと呼ばれ、「女性の嫉妬や怒りを隠すもの」という意味をもちます。
神前式では和の要素を取り入れた演出が人気
神前式では、オプションとしてさまざまな演出を追加できることがあります。
挙式の内容を充実させたいなら、和の要素を取り入れた演出を盛り込むといいでしょう。
人気のある演出には以下が挙げられます。
- 参進の儀(さんしんのぎ)
- 巫女舞い
- 水合わせの儀
- 懐剣の儀
- 折り鶴シャワー など
演出を追加する際は別途費用がかかるため、予算と相談しながら考えてみてくださいね。
神前式を挙げる際に押さえておくべきマナー
神前式には、独自のルールや服装選びのポイントがたくさんあります。
神前式の基本的な知識を理解したら、マナーについてもおさらいしておきましょう。
正しいルールを覚えておくと、マナー違反で恥ずかしい思いをする心配がなくなりますよ。
ここでは、神前式を挙げる際に押さえておくべきマナーをご紹介します。
- 神前式×服装のマナー
- 神前式×所作のマナー
神前式×服装のマナー
神前式では、新婦は白無垢や色打掛、黒引き振袖などを着用します。
和装する際は日本髪や洋髪を作り、ヘアスタイルに合わせた小物を身につけましょう。
「綿帽子が合わせられるのは白無垢のみ」など、小物にもさまざまなルールがあります。
新郎は紋付き羽織袴や色紋付きを着るのが一般的です。
親族は洋装でも構いませんが、厳かな雰囲気を演出するなら和装するのがおすすめです。
神前式×所作のマナー
和装の衣装は重みがあるため、普段より動きにくいと感じるかもしれません。
所作のマナーを押さえておくと、動作が楽になって負担を軽減できますよ。
例えば、和装して立つときは、前に体重をかけるとバランスが良くなります。
大きな帯を身につけるため、座る際は浅く腰かけるようにしましょう。
花嫁行列の歩き方や玉串奉奠のやり方は神社ごとに異なるため、前もって説明を受けておくと安心です。
和装を着たときの立ち方のポイントとは?そのほかの振る舞い方も解説
神前式を挙げる場合、披露宴はどのように行う?
神前式のあとに披露宴を行う場合は、神社の披露宴会場を利用する方法と、ホテルやレストラン、料亭などで行う方法があります。
神社の敷地内で披露宴を行うメリットは、「落ち着いた披露宴ができる」「移動の負担が少ない」などです。
神社とは別の会場を利用する場合は、「神前式とイメージを変えられる」「ゲストをたくさん招待できる」などのメリットがあります。
どちらのスタイルが希望に合うかを二人で話し合い、披露宴のプランを練りましょう。
神前式後の披露宴について詳しく知りたい人には、以下の記事をチェックしてみてください。
神前式後の披露宴ではドレス姿も選べる!場所や衣装、相場などを解説
まとめ:神社の選び方を押さえて、すてきな神前式を挙げよう
今回は神前式を行う際の神社の選び方をご紹介しました。
- 神社を選ぶ際は、3つの区分や希望の条件を基準にする
- 神社を見学したり、神前式を扱う会社に相談するのもおすすめ
- 神前式を行う際は、特徴や式次第、費用項目などを理解しておく
- 服装と所作のマナーを押さえておくことも大切
- 神前式後の披露宴は、神社や別会場で行う方法がある
思い出に残るすてきな神前式を挙げるために、神社の選び方を押さえておきましょう。
「神社がなかなか決められない」「おすすめの神社が知りたい」といった悩みがあれば、和婚スタイルを利用するのがおすすめです。
和婚スタイルのスタッフは神前式に精通しており、神社の選び方についても適切にアドバイスできます。
その他、神前式のプランについても相談できるため、ぜひ無料相談会を利用してみてはいかがでしょうか。