和装に合わせる小物として、扇子ブーケの人気が高まっています。和の雰囲気もありつつおしゃれな扇子ブーケは、挙式の際の写真撮影や前撮りに取り入れるのがおすすめです。
和装に似合う扇子ブーケにはどのようなデザインがあるか気になる方も多いはず。今回は、和装の結婚式や前撮りで使用する扇子ブーケについて解説します。
作り方も紹介しているので、和装小物に興味のある人は参考にしてください。
目次
和装におすすめの扇子ブーケとは?
扇子ブーケとは、和装の結婚式に欠かせない扇子に花や水引などを用いてデコレーションしたブーケのことです。
扇子の色や花の種類など、組み合わせ次第でさまざまなアレンジができることから人気があります。飾りのない扇子に比べて華やかな印象になるため、前撮りの小物にもおすすめ。
扇子ブーケは100均で購入した材料で作れることから、自分の好みのデザインを取り入れて手作りする方も多くなっています。オリジナルの扇子ブーケを作って写真に残したい方は、手作りも検討してみてください。
和装に似合う扇子ブーケのデザイン6選
和装に似合う扇子ブーケのおすすめデザインは、以下の6種類です。
- 和と洋を融合した斬新な扇子ブーケ
- 季節を取り入れた扇子ブーケ
- 垂れる花が華やかさをプラスした扇子ブーケ
- 文字を入れたペアルック扇子ブーケ
- 和紙を使用した扇子ブーケ
- 扇子を閉じた状態で花を添えた扇子ブーケ
扇子ブーケはアレンジの仕方によって、さまざまな雰囲気を醸し出します。
自身の結婚式に似合う扇子ブーケを選びましょう。
1.和と洋を融合した斬新な扇子ブーケ
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和と洋を融合したデザインは、和装をきらびやかに見せてくれます。ダリアやバラといった洋風の花を合わせることで、和洋折衷の扇子ブーケが作れます。
斬新なイメージを持たれるかもしれませんが、手元が華やかになるため美しい写真を残せるでしょう。
和の中にも洋風の良さを取り入れたい花嫁に人気のデザインです。
2.季節を取り入れた扇子ブーケ
結婚式を挙げる時期にふさわしい花を扇子に取り入れることで、季節感を演出できます。
例えば、春であれば桜を、夏であればひまわりなどを取り入れてみましょう。
水引やタッセルなどもプラスしてアレンジすれば、より魅力的な扇子ブーケに仕上がります。
3.垂れる花が華やかさをプラスした扇子ブーケ
扇子から垂れるほどの花を飾り付けたデザインもおしゃれです。あえて扇子から垂らすことで、下に流れるような美しい仕上がりになります。
例えば、紫色の花を使用すれば手元が華やかになるだけではなく、エレガントな印象も与えてくれます。白い花なら可憐な雰囲気に仕上がるでしょう。
垂れた花で手元を覆い隠す扇子ブーケを取り入れると、大人らしく上品な花嫁姿になります。
4.文字を入れたペアルック扇子ブーケ
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文字を入れたペアルックのデザインもおすすめです。
例えば、新郎は銀色の扇子に「夫」の文字を入れた扇子ブーケを、新婦は金色の扇子に「妻」の文字を入れた扇子ブーケを持てば、ペアルック感覚で扇子ブーケを楽しめます。
ペアルックの扇子ブーケは結婚式当日だけではなく、前撮りやフォトウェディングにも映えるアイテムです。
花や水引などでアレンジを行う際は、文字が目立つように配慮するといいでしょう。
5.和紙を使用した扇子ブーケ
和紙を使用したデザインは、より和の印象が強まります。例えば、ピンポンマムのような和風の花と和紙を用いてアレンジすれば、純和風の扇子ブーケに仕上がります。
和紙にもさまざまなデザインがあるため、お気に入りのデザインを見つける楽しさもあるでしょう。
また、花の形をした「つまみ細工」と呼ばれる飾りを使うのも和装の雰囲気が醸し出されるためおすすめです。
6.扇子を閉じた状態で花を添えた扇子ブーケ
あえて扇子を閉じた状態で花を添えたデザインも和装に合います。扇子を閉じた状態で持つと上品で慎ましい印象を与えるほか、花の華やかさを際立てられます。
完全に閉じた状態のみならず、少し開いた状態でアレンジを楽しむのも魅力的です。
持ちやすさを重視したい人には、おすすめのデザインです。
100均でもできる!和装で使用する扇子ブーケの作り方
和装で使用する扇子ブーケは、身近にある材料で自作できます。手作りの扇子ブーケがあれば、より思い出に残る結婚式になるはずです。
簡単に作成できるため、ぜひチャレンジしてみてください。
必要な材料
扇子ブーケを作成するために必要な材料は、以下のとおりです。
- 扇子
- 造花
- その他の飾り
- グルーガン、またはボンド
- カラースプレー
造花は花屋で購入できるほか、100均でも手に入るため費用をかけずに作成できます。飾りつけは水引や折り紙、和紙、和柄の布などを自由に活用しましょう。
好きな飾りをグルーガンやボンドで取り付けるだけで完成します。
好みの色合いの扇子が見つからなければ、カラースプレーを用いて理想の色に仕上げましょう。
作成手順
扇子ブーケの作り方は、以下のとおりです。
- 床に新聞紙を敷いて扇子を置く
- 扇子にカラースプレーを吹きかける
- 片面が乾いたら、反対側も同じようにカラースプレーを吹きかける
- 造花の花の部分と茎を切り離す
- 扇子の上に花や飾りつけを並べ、位置が決まったらグルーガンで固定する
扇子にカラースプレーを吹きかける際、持ち手や染まってほしくない箇所にはマスキングテープを張って保護をしておくのがおすすめです。
100均で手に入るデコレーションアイテム
100均で手に入る、扇子ブーケにおすすめのアイテムを紹介します。
- 水引や「寿」ののし(ご祝儀袋がおすすめ)
- 造花
- つまみ細工
- ドライフラワー
- タッセル
- 飾り紐
- 千代紙
いくつか組み合わせるだけで、リーズナブルでおしゃれな扇子ブーケを作れます。ぜひ挑戦してみてください。
なお、100均を利用した和装小物は他にもいろいろ手作り出来ます。関連記事「和装の前撮りにおすすめの小物18選!100均の材料を使った手作り小物も紹介」もぜひチェックしてみてください。
扇子ブーケを作る際の2つのポイント
扇子ブーケを作る際のポイントは、以下の2つです。
- 身近にある材料を使用する
- 手作りキットを活用する
それぞれ詳しく解説します。
身近にある材料を使用する
扇子ブーケを作る際は、身近にある材料を用いれば低コストでお気に入りのアイテムを作成できます。使わなくなった扇子を活用すれば、わざわざ購入しなくてもいいでしょう。
使い古しの扇子でも、カラースプレーを使用すれば見た目もきれいで好みの色に変えられます。
また、千代紙の代わりに包装紙を活用したり、ご祝儀袋の水引を使ったりすれば低コストで飾り付けできます。100均でも材料を安く手に入れられますが、まずは身近なもので利用できないか考えてみると、斬新なアイデアが浮かぶかもしれません。
手作りキットを活用する
自分で好みの扇子ブーケを作れるか心配な人は、材料がすべて揃ったキットを活用するのもおすすめです。
完成写真や作り方の説明が同封されているため、自ら材料を集めて作るよりも失敗しにくいのがポイントです。
材料を準備する手間も省けるため、結婚式まで忙しくて時間を確保できない人でもチャレンジしやすいでしょう。
和装で扇子ブーケを取り入れる際によくある疑問
和装の結婚式で扇子ブーケを取り入れたいと考えている方に、よくある疑問とその答えを3つ紹介します。
- 扇子ブーケの持ち方は?
- 扇子ブーケにかかる費用を節約する方法は?
- 和装に扇子ブーケは必須?
それぞれ詳しく見てみましょう。
扇子ブーケの持ち方は?
扇子ブーケは、和装で持つ末広(扇子)と同様に右手で持ちます。
中には、ハンドル付きの扇子ブーケもあります。持ちやすさにこだわるなら、ハンドル付きのものを選ぶといいでしょう。
扇子ブーケを閉じると清楚に、開くと華やかなイメージになります。
扇子ブーケにかかる費用を節約する方法は?
扇子ブーケは手作りすれば費用を抑えられます。家にある扇子や折り紙などを材料にすれば、費用はかかりません。
足りない分だけ100円ショップで買い足すと、費用を節約できるでしょう。
和装に扇子ブーケは必須?
和婚の場合は儀式で両手を使うことが多く、挙式中は扇子ブーケを持ちません。扇子ブーケを持つのは、おもに挙式前後の写真撮影や前撮りなど。
必須のアイテムではないので、好みでなければ用意する必要はありません。落ち着いた雰囲気にしたいなら基本の末広(扇子)でもいいでしょう。
なお、一般的なブーケについて気になる方は、関連記事「和装にブーケは必要?適した花や造花・生花のメリット・デメリットを紹介」にて解説しているので、ぜひご覧ください。
まとめ:和装に扇子ブーケを取り入れよう
扇子ブーケは、和装をより華やかに見せるおすすめのアイテムです。アレンジ次第でさまざまな雰囲気を演出できます。
自分で作ることもできるため、世界に1つだけの扇子ブーケを持って写真を残せます。
自作が難しい場合はキットを活用する方法もあるので、和装で写真を撮る方はぜひ扇子ブーケを取り入れてみてください。
和婚スタイルでは、48,800円から神前式や神社結婚式を行えます。
神社挙式のプロが、扇子ブーケといった小物に関する疑問や悩みも解決します。
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