マタニティウェディングを挙げる際、和装ができるのかどうか悩んでしまいますよね。
今回は、マタニティウェディングで和装する際のポイントを解説します。
妊娠中に和装がおすすめの理由なども紹介するため、マタニティウェディングの和装について知りたい人は是非参考にしてください。
目次
マタニティでも和装はできる!おすすめの理由3つ
マタニティでも和装で結婚式を挙げられます。また妊娠中の和装には、以下の3つのメリットがあります。
- 体型に左右されず、ボディラインが目立ちにくい
- ドレスよりも選べる衣裳の選択肢が多い
- 神前式などの挙式スタイルを選べる
メリットを知れば、より安心して和装を選べるでしょう。ここでは、マタニティに和装がおすすめの理由について解説します。
1.体型に左右されず、ボディラインが目立ちにくい
マタニティが和装するメリットは、衣裳選びが体型に左右されないことです。
妊娠中は体型が変わりやすく、ウェディングドレスの場合は衣裳を変更するケースもあります。
和装は帯の締め方を変えられるため、お腹のふくらみ方に合わせてシルエットを調整できます。
また着物を着る際は全体をストンとしたシルエットにするため、ボディラインが目立ちにくいですよ。
2.ドレスよりも選べる衣裳の選択肢が多い
衣装の選択肢が多いことも、マタニティに和装がおすすめの理由です。
ドレスは体型によって着られるデザインが限られてしまい、気に入ったドレスを選べないこともあります。
一方で着物は基本的にフリーサイズのため、マタニティでも好きなデザインを選べるでしょう。
和装といっても、白一色の「白無垢」や華やかな「色打掛」、洋髪に合う「引き振袖」など種類はさまざま。
同じ白無垢でも刺繍のデザインによってイメージが変わるなど、豊富な選択肢から好みの一着を探せますよ。
3.神前式などの挙式スタイルを選べる
和装するメリットとして、神前式などの挙式スタイルを選べることも挙げられます。
神前式は神社やホテルにある神殿などで行なう挙式スタイルで、格式の高い白無垢・色打掛・引き振袖のいずれかを着用するのが一般的です。
和装を選択肢に入れておくと、マタニティでも二人や親族の意向に合わせた挙式スタイルを選べるでしょう。
神前式についてもっと詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
→神前式の流れを儀式の内容とともに解説!お得なプランもご紹介!
マタニティで和装する場合のデメリットとは
和装する場合は衣装が5kg以上になることがあり、身体に負担がかかりやすいのがデメリットです。
衣装の重さを軽減するよう工夫はできますが、ある程度の重さは覚悟しておくべきでしょう。
そもそも着物はトイレが難しいですが、お腹がふくらんだマタニティはさらに大変になるでしょう。
早めに介添人に声をかけるなど、トイレに行きたくなったときの対応も考えておきましょう。
プレママが知っておきたい和装のポイント6つ
マタニティが和装する場合は、知っておきたいポイントが6つあります。
- スタッフに妊娠していることを伝えておく
- 試着して身体への負担が少ないかチェックする
- できれば安定期の早い時期に式を挙げる
- 衣裳が重くならないように工夫する
- かつらではなく地髪でアレンジする
- 念のためにウェディングドレスも用意しておく
和装してすてきな思い出を残すなら、上記のポイントを押さえておきましょう。それぞれについて詳しく解説します。
1.スタッフに妊娠していることを伝えておく
プレママが和装を希望するなら、プランナーや結婚式場のスタッフに妊娠していると伝えておきましょう。
マタニティ期間の身体は特にデリケートなため、式場側のサポートが欠かせません。
例えば着付けスタッフに妊娠を伝えておくと、お腹が苦しくないように帯を調整してもらえるでしょう。
可能であれば、結婚式に関わるすべてのスタッフに妊娠を周知しておくのが賢明です。
2.試着して身体への負担が少ないかチェックする
マタニティウェディングで和装する場合は、試着時に身体への負担が少ないかを確認しましょう。
重くて着心地の悪い衣裳は無意識のうちに体が力んでしまいます。
それでは、マタニティにとっても赤ちゃんにとっても良くありません。
なるべく軽いものや肌触りが良いものを選んで試着し、長時間着用しても問題がなさそうかチェックしてくださいね。
3.できれば安定期の早い時期に式を挙げる
妊娠中に和装で結婚式を挙げるなら、安定期の早い時期にするのがおすすめです。
安定期に入る妊娠5〜7ヵ月頃が適切とされていますが、お腹のふくらみ方によっては安定期でも挙式を挙げるのが難しい可能性があります。
安定期は一つの目安として、できればお腹が大きくなりすぎない時期に挙げるのがいいでしょう。
なお、妊娠期ごとに気をつけるべきことは以下を参考にしてください。
- 妊娠前期:つわりが重い時期。着付けの際は胸周りに余裕をもたせましょう。
- 妊娠中期:お腹の異変が生じやすい時期。お腹を締め付けないことが大切です。
- 妊娠後期:お腹がふくらむ時期。着付けの際はコットンなどを使って体型を補正します。
4.衣裳が重くならないように工夫する
和装する際は衣裳が重くなりやすいため、重さを軽減する工夫を取り入れましょう。
打掛にオーガンジーなどの軽い素材を選ぶと、着物の重さを抑えられますよ。
また、白無垢や色打掛の下に「簡易掛下」を着るのもおすすめです。
簡易掛下は襦袢(じゅばん)と掛下がつながったもので、マジックテープの造り帯が付いています。
通常は襦袢の上に掛下を着て帯を締めますが、簡易掛下なら着る枚数を一枚減らせます。
全体の重さはもちろん、帯による締め付け感も軽減されるため、マタニティでも楽に和装ができるでしょう。
5.かつらではなく地髪でアレンジする
和装のヘアスタイルはかつらを使うのが一般的ですが、頭や額が締め付けられるため、マタニティの場合は地髪でアレンジするのがおすすめです。
地毛がある程度長い場合は、伝統的な日本髪や、日本髪を現代風にアレンジした新日本髪が作れます。
「髪が短い」「少し洋風にしたい」という場合は、髪飾りなどを使った洋髪にアレンジするのもいいでしょう。
白無垢や色打掛に合うヘアスタイルを知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。
→白無垢に合う洋髪スタイル6選!おすすめの髪飾りや注意したいこと
→色打掛にはどんな髪型が似合う?かつらと地毛どっち?髪飾りは?
6.念のためにウェディングドレスも用意しておく
マタニティウェディングで和装する際は、念のためにウェディングドレスを用意しておきましょう。
立ちっぱなしになったり移動する距離が長かったりと、結婚式は身体に負担がかかりやすいものです。
特に妊婦は体調が変わりやすく、挙式当日に気分が悪くて着物を着られないことも考えられます。
和装が難しくなった場合でも安心できるように、マタニティ用のウェディングドレスを用意しておくのが賢明です。
妊娠中に和装で前撮りするのもおすすめ
挙式はもちろん、妊娠中に和装で前撮りするのもおすすめです。
ここでは、マタニティが和装で前撮りする際に知っておきたいことをまとめます。
- 妊娠中に和装で前撮りができる条件
- 妊娠中の和装の前撮りにおすすめの時期
- 撮影中のトイレや体調不良時の対応
- 妊娠中に和装で前撮りする際のポイント
なお和装の前撮りにぴったりのポーズや小物が知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
→和装前撮りポーズをご紹介!撮影場所や注意したいポイントについて
妊娠中に和装で前撮りができる条件
衣裳をすぐに脱げないなどの事情から、多くのスタジオではつわりがないことを前撮りの条件としています。
また、前撮りは撮影に1時間程度、着付けなども含めると4〜5時間程度かかります。
「長丁場で身体に負担がかかりやすい」「体調が悪いと良い写真に仕上がりにくい」などの理由から、体調が良好であることを条件とするスタジオも多いです。
妊娠中の和装の前撮りにおすすめの時期
マタニティが和装で前撮りするなら、安定期に入る5〜7ヵ月ごろがおすすめです。
ただしお腹が大きくふくらんでいると、足元が見えにくくて転倒するおそれがあります。
特に草履は普段よりも歩きにくいため、できればお腹が大きくなりすぎない時期を選ぶのがいいでしょう。
なお安定期に入る前や出産直前の時期は母体が不安定なため、前撮りには適していません。
撮影中のトイレや体調不良時の対応
和装は一人でトイレに行くのが難しく、マタニティはさらに難易度が上がります。
前撮りの途中でトイレに行きたくなったら、すぐにスタッフに伝えてサポートをお願いしましょう。
撮影中に体調が悪くなった場合は、回復を待ってから撮影を再開するのが基本です。
時間内に体調が回復せずに撮影中止となっても、主要なカットは最初に撮ることが多いため、撮れ高を心配する必要はないでしょう。
妊娠中に和装で前撮りする際のポイント
妊娠中の前撮りは体力を使うため、撮影日までに体調を整えたり、体力をつけたりしておくと安心です。
撮影当日は温かい飲み物を飲み、お腹を冷やさないようにしましょう。
腰痛の予防のために骨盤ベルトを巻くのもおすすめです。
また妊娠中の前撮りでは、遠慮なくスタッフに頼ることも大切です。
撮影中に気分がすぐれなくなったり、トイレに行きたくなったりしたら、すぐにスタッフに伝えましょう。
マタニティウェディングの段取りの流れ
準備をスムーズに進めるために、大まかな段取りの流れを確認しておきましょう。
- 2〜3ヵ月前:式場選び&式場の決定
- 1〜2ヵ月前:衣裳の試着、招待状準備と出欠の確認
- 3週間前〜1ヵ月前:料理や演出などの決定
- 2週間前:進行の確認、ヘアメイクのリハーサル
- 1週間前:衣裳の最終チェック&調整
式場を選ぶ際に妊娠していることを伝えると、マタニティ向けのプランを紹介してもらえたり、妊婦であることを配慮してサポートしてもらえたりします。
挙式までにすべきことはたくさんありますが、体調を考慮して負担のないように準備を進めましょう。
まとめ:和装ですてきなマタニティウェディングを挙げよう
今回はマタニティが和装するメリットや注意点などを紹介しました。
- マタニティウェディングでも和装は可能。衣裳の重さなどに注意
- マタニティに和装がおすすめの理由は「体型に左右されない」など
- 和装する際のポイントは「安定期の早い時期に挙式を挙げる」など
- マタニティは和装で前撮りするのもおすすめ
- スムーズに準備するために段取りの流れを把握しておく
ポイントを押さえておけば、マタニティでも安心して和装を楽しめます。
また、妊娠中の和装について気になることがあれば、プロに相談するのもおすすめです。
神社や衣裳の選び方、当日の段取りまでをサポートしてくれる和婚スタイルなら、妊娠中の和装の悩みも解消できるでしょう。
無料相談会を実施しているため、マタニティウェディングでの和装を考えているなら、ぜひ相談してみてはいかがでしょうか。