大神神社

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“神宿る山”奈良・三輪山のご神前で誓う和婚挙式「大神神社」

投稿日:2019年9月27日 更新日:

奈良県桜井市に位置する「大神神社(おおみわじんじゃ)」、またの名を三輪明神。日本最古の神社とよばれ、「古事記」や「日本書紀」にも書かれている有名な神社です。
ご祭神の「大物主大神(おおものぬしのおおかみ)」が三輪山に鎮まるために、本殿は設けずに拝殿の奥にある「三ツ鳥居(みつとりい)」を通し、三輪山を拝するという原初の神祀りの様を古来より現在に伝えています。

拝殿と三ツ鳥居はそれぞれ国の重要文化財に指定されており、日本最大級のパワースポットとしても評されています。

 

【パワースポット】“神宿る山”奈良・三輪山のご神前で誓う和婚挙式「大神神社」

耐用年数は1300年!?奈良の町に聳える大鳥居

大神神社を参拝する際はぜひ注目していただきたいのが、この大鳥居。

昭和天皇の御親拝を記念した大鳥居

昭和59年の昭和天皇の御親拝を記念して昭和61年に建てられました。高さ約32メートル、柱間23メートル、総重量185トンの偉容を誇ります。

車道をまたぐ鳥居としては日本一の大きさで、材質は耐候性鋼板を使用しており、耐用年数は驚きの1300年!脅威の耐用年数ですね。1300年というと奈良時代~令和時代ほどでしょうか。その他には耐震性にも優れておりマグニチュード10の地震にも耐えうるタフな鳥居です。

「運命の赤い糸」の由来の地

大鳥居をあとにし、しばらく進むと境内の入り口が見えてきました。

境内の入口

二の鳥居

二の鳥居をくぐった瞬間から空気が変わり、静寂を保つ境内は心地いい風が吹き抜けていました。

拝殿までの長い参道

爽涼な空気を吸いながら、拝殿までの長い参道をのんびりと進んでいきます。

縁結びの祈願絵馬掛け所

うさぎの絵馬

実は縁結びの神社としても知られているこの大神神社。
縁結びで有名な「出雲大社」に祀られている神様「大国主命(おおくにぬしのみこと)」と本社に祀られている「大物主大神」は同一神とされているからなのです。

縁結びのご利益がある夫婦岩

縁結びのご利益がある夫婦岩は拝殿へ向かう途中にあります。神の鎮まる磐座(いわくら)のひとつで、磐座とは「神が宿る岩石」のことを指します。

大神神社は「運命の赤い糸」由来の地でもあります。

“・・・その昔、活玉依毘売(いくたまよりびめ)という美しい娘がいたそうです。彼女の元に
夜ごと訪れる美しい男性がおり、程なくして彼女は身ごもります。相手が誰なのか知りた
がった父母は娘に「次にその方が訪れたら、麻糸を通した針を着物の裾に刺しなさい」と指
示をだしたそう。翌朝、着物に刺した麻糸をたどると、扉の鍵穴を抜けて三輪山の神社へと
たどり着き、男性の正体は神様「大物主大神」だと分かったそうです・・・”

という伝説が由来となっており、運命の赤い糸ゆかりの地とされるようになりました。
現代では、縁結びや恋愛成就、夫婦円満のご利益が得られると信仰されています。

ご神体は”山”そのもの

”ご神体=神が宿るもの。古来より人々が礼拝してきたもの。”

ご神体の種類は多岐にわたり、あらゆるものや場所に宿るとされてきました。主に『三種の神器』(鏡・玉・刀)が用いられることが多いです。
その他にも石や岩、福岡県の「宗像大社」では「沖ノ島」という島自体がご神体として信仰の対象とされています。

大神神社の拝殿前

大神神社の拝殿は鎌倉時代に創建されたと文献にありますが、詳しい創建年代は不詳となっています。現在の拝殿は寛永4年(1664年)に徳川四代将軍家綱によって再建されたといわれています。
拝殿からご神体の三輪山に直接祈りをささげる神社の社殿が成立する以前の原初の神祀りの様を今につたえており、それ故に本殿がないのが特徴です。

大神神社の拝殿

拝殿の奥には、三輪山に宿る神と人々の領域を分けるために「三ツ鳥居」と瑞垣が置かれています。
神職の方にお願いをすれば、お祓いを受けた後、三ツ鳥居を横から拝むことが出来ます。三ツ鳥居の起源は不詳とされており、古文書にもひと言『・・・古来一社の神秘なり・・・』と記されているのみで、古くから神聖なものとされてきました。残念ながら写真撮影はNGとのことでしたがその居姿はまさに”神秘”そのもの。

三輪山は長年禁足地とされており、拝殿奥にある建物はたとえ神職であっても、山へ入る際は前日から1日神社に泊まり、身を清めてからでないと入れないほどの神聖な領域。
参拝の際はご自身の目でその”神秘”をぜひご覧になってはいかがでしょうか。

他にも境内には・・・。

樹齢500年余りの巳の神杉

樹齢500年余りの「巳の神杉」なるご神木が。
大神神社のご祭神である大物主大神が蛇神に姿を変えられた伝承が『日本書紀』に記載され、蛇神は大神の化身とされてきました。この神杉の洞から白い巳(み)さん(親しみを込めて人々が蛇をそう呼ぶ)が出入することから「巳の神杉」の名前が付けられたそうです。

お供えされた卵や神酒

このご神木の前には参拝者が持参した巳さんの好物である”卵”や”神酒”がお供えされていました。

白蛇の手水舎

拝殿に向かう途中にあった手水舎にも大物主大神の化身である白蛇の姿がありました。

社務所

社務所前には夏季限定でしょうか、涼しいミストが放出されていました。
参拝後はこちらで休憩することが出来ます。

なで兎

他にも社務所内には「なで兎」の姿がありました。「なで牛」の姿はよくみかけるのですが、「なで兎」を見たのは初めてで、耳がピンと伸びているのが特徴的です。

大神神社にとって兎はゆかりのある動物。現在も続く「大神祭」が卯の日にはじまったことから卯(うさぎ)は神縁深い干支とされ、今も毎月卯の日に神事が執り行われています。
なで牛同様、なでると体の悪い部分が治るとされており、その体はツルツルピカピカと輝いています。

御朱印

御朱印

結婚式情報

大神神社
大神神社(おおみわじんじゃ)

縁結びの神を祀る三輪山のご神前で執り行う由緒正しき結婚式

日本最古の神社のひとつとされる「大神神社」。神宿る山・三輪山をご神体としており、日本最大級の強力なパワースポットのご利益を得ようと全国各地から日々多くの参拝者が訪れています。
縁結びとしても有名な本社で、古から紡がれた歴史を感じながら由緒正しい結婚式を執り行います。

■大神神社
〒633-8538
奈良県桜井市三輪1422
TEL:0744-42-6633

■開門時間
終日

■受付時間
9:00~17:00

■交通アクセス
<車>
・京奈和自動車道 木津ICより1時間
・西名阪自動車道 天理ICより30分

<電車>
・JR三輪駅から徒歩5分

 

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