「婚礼とはどういう意味?」
「結婚式との違いが知りたい」
「結婚に関する言葉の正しい意味は?」
このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
「婚礼」が結婚式に似た意味であることはわかるものの、やや堅いイメージがあり、実際にどうやって使うのが正解なのか迷ってしまいますよね。
今回は、結婚に関する疑問がある方に以下の内容を解説します。
- 婚礼と結婚式の違い
- 結婚式を挙げる意味
- 婚礼に関する用語の解説
- 婚礼の儀式について
疑問を解消して最高の結婚式を挙げたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
婚礼とは?結婚式との違い
「婚礼(こんれい)」は結婚するための儀式のことを言い、「婚儀」と呼ぶこともあります。
結婚するための儀式全般が含まれるため、結婚式だけでなく披露宴やお見合い、婚約なども「婚礼」に含まれます。
そのため、結婚式は婚礼の儀式のうちのひとつと考えて良いでしょう。
結婚式を挙げる意味とは?
結婚式を挙げなければ夫婦になれないわけではなく、挙式なしを選択することも可能です。しかし、結婚式を挙げることにはさまざまな意味や目的があります。
人生の一大イベントで後悔しないためにも、結婚式をする意味を把握した上で挙式するかしないかを選択するのが良いでしょう。
ここでは、結婚式をする5つの意味について解説します。
- 思い出に残す
- 親に感謝を伝える
- 夫婦の絆を強くする
- 離婚する確率が低くなるデータもある
- 新生活を始めるにあたってけじめをつける
挙げるべきか迷っている方は、チェックしてみてください。
思い出に残す
結婚式を挙げると、一生の思い出に残ります。自分が主役になり、親族や友人に祝ってもらうイベントは人生のなかでそれほど頻繁にあるわけではありません。
多くの資金が必要になりますが、思い出はお金では買えません。挙式するか迷っている場合は、思い出に残したいかどうかで考えてみるのも選び方のひとつです。
親に感謝を伝える
親に対して感謝していても、気持ちをきちんと伝える機会はなかなかないという方も多いでしょう。結婚式のセレモニーには親に手紙を呼んだり花束を渡したりする場面があるため、感謝の気持ちを伝えやすくなっています。
「感謝の気持ちをしっかり伝えたいけれど、面と向かって言うのは照れくさい…」という方は、結婚式という場を借りて伝えるのがおすすめです。
そして、親は子どもの晴れ姿を見るだけでも嬉しいもの。親のために結婚式を挙げるカップルも少なくありません。
夫婦の絆を強くする
結婚式は、ゲストの前で愛を誓います。皆の前で夫婦となることを宣言すると覚悟ができ、夫婦の絆も強固なものになります。
また、周りに宣言することにより離婚率が低下するというデータも。「離婚に関する調査2016(リクルートブライダル総研調べ)」によると、離婚していない夫婦のほうが挙式や披露宴・パーティを実施している割合が高いという結果でした。
結婚式は一人ではできません。2人で協力しながら計画を立てたりお互いに譲歩しつつ価値観を合わせたりしながらおこなうものです。結婚式という一大イベントを成し遂げることは、夫婦の絆を強くすることにつながります。
新生活を始めるにあたってけじめをつける
書類を提出すれば法律上の夫婦になれます。しかし、書類の手続きのみだと夫婦になった実感がなかなかわかない方も少なくありません。
ゲストに祝福されることで「結婚したんだ」「夫婦になったんだ」という実感が出てくるもの。
結婚式を挙げることにより、これから新たに結婚生活をスタートさせるというけじめがつくでしょう。
両家や友人のつながりを作る
結婚式はお互いの友人や親族が交流する場となるため、新たなつながりができます。
結婚すると、周りの協力が必要になる場面も増えてくるものです。お互いの親族や友人と顔合わせしておくことで、困ったことがあったときに手を差し伸べてくれるでしょう。
お互いの親族・知人をたくさん集めるのはなかなか難しいので、結婚式は両家のつながりを作るよい場となります。
婚礼に関連する意味の違いとは?それぞれの用語を解説
「婚礼」は結婚のための儀式ですが、そのほかにも結婚に関連するさまざまな用語があります。ここでは、以下の用語についての正しい意味を解説します。
- ブライダル
- ウェディング
- マリッジ
- 入籍
- 婚姻
- 披露宴
細かい違いがよくわからないという方は、ぜひチェックしてみてください。
ブライダル
ブライダルは花嫁を意味する「bride」から来ている言葉で、「花嫁の~」という意味です。結婚全般を指します。
「ブライダル」が使われる言葉には、以下のようなものがあります。
- ブライダルエステ:花嫁が結婚式や写真撮影に向けて、肌やボディラインを整えるために通うエステ
- ブライダルフェア:結婚式場が開催するイベントで、会場を見学したり料理の試食ができたりする
- ブライダルチェック:結婚前や後、妊娠前に受ける健康診断のようなもの
「ブライダル」がつく言葉は、花嫁に関するものが多いのが特徴です。
ウェディング
ウェディング(wedding)には「結婚式」や「婚礼」の意味があり、結婚式のセレモニーに関する物事に使われることが多い言葉です。
- ウェディングドレス
- ウェディングケーキ
- ウェディングプランナー
結婚式のためのものに使われる言葉と考えると、わかりやすいでしょう。
マリッジ
マリッジ(marriage)は、フランス語の「マリアージュ(mariage):複数のものが融合する」が語源となっています。英語では「結婚」や「婚姻」という意味があります。
マリッジが使われている言葉は「マリッジリング」や「マリッジブルー」など。
結婚したことを伝える場合は「Just Married(結婚しました)」と表現します。
入籍
「入籍」は、戸籍に入ることをいいます。本来、新たな戸籍を作る結婚とは違い、元からある戸籍に入ることが正しい入籍の意味です。
しかし、最近では結婚する=入籍すると表現するのが一般的となっています。なお「婚約」は、結婚を約束することであり、役所での手続きは必要ありません。
婚姻
「婚姻」は、法律的に夫婦になることを指します。「結婚」という言葉を指す法律上の言葉で、憲法や民法では「婚姻」という言葉が使われています。
婚姻届を役所に提出し、受理されれば婚姻関係が承認されたということ。あまり使わない言葉ですが「婚姻しました」とは「結婚しました・入籍しました」とほぼ同じ表現として使われています。
披露宴
「披露宴」は、2人の結婚を親戚や友人などにお披露目する場のことを言います。料理を提供したり、ウエディングケーキ入刀やキャンドルサービスといった演出をおこなったり、出席した方が楽しめる場になります。
結婚式は、挙式と披露宴をセットで考えるケースが多く、挙式のあとに披露宴をおこなうカップルは多いです。
しかし、結婚式と披露宴はセットでなければならないということはありません。挙式のみや、披露宴ではなく簡単な食事会をするなど、自由なスタイルを選択するケースも増えてきています。
婚礼の儀式とは?おもな挙式スタイル・衣装
婚礼の儀式にはいくつかのスタイルがあります。ここでは主な4つの挙式スタイルを紹介します。
- 教会式(きょうかいしき)
- 神前式(しんぜんしき)
- 人前式(じんぜんしき)
- 仏前式(ぶつぜんしき)
それぞれの特徴を見てみましょう。
教会式(きょうかいしき)
「教会式」は、キリスト教式とも呼ばれるスタイル。チャペルで行われ、神に愛を誓います。
新郎はタキシード、新婦は純白のウェディングドレスを着用するのが一般的。
教会式は新婦と父親がバージンロードを歩いたり、母親がベールダウンを行ったりするのが特徴で、あこがれを持っている方も多い挙式スタイルです。
神前式(しんぜんしき)
「神前式」は、日本の伝統的なスタイル。神社や、神殿が併設された結婚式場、ホテルなどで挙式します。
新郎は紋付袴、新婦は白無垢や色打掛を着用するのが一般的です。
神前式は、花嫁行列とも呼ばれる「参進の儀」や、三々九度(さんさんくど)の杯である「三献の儀」など、さまざまな儀式が組み込まれています。厳粛な雰囲気で結婚式を行いたい方にふさわしい挙式スタイルです。
神前式の詳しい流れが知りたい方は、関連記事「神前式の流れ10ステップを儀式の内容とともに解説!お得なプランも紹介」にて解説しているので、ぜひご覧ください。
人前式(じんぜんしき)
「人前式」は、家族や友人などのゲストの前で結婚を誓うもので、自由な挙式スタイルが特徴です。
場所や衣装、式の流れなどは決まっておらず、2人のやりたいことをすべて組み込むことも可能。ゲストが気軽に参加できる、カジュアルな式にしたいと考えている方にもおすすめです。
こだわりの挙式スタイルがある方は、人前式を選ぶと良いでしょう。
和装の人前式を考えている方には「和装人前式はどんな人におすすめ?結婚式の演出や気をつけたいこと」が参考になるのでチェックしてみてください。
仏前式(ぶつぜんしき)
「仏前式」は、来世まで連れ添うという仏教の教えにもとづくもので「ご先祖さまに結婚を報告し、来世までの結びつきを誓う」挙式スタイルです。新郎または新婦の先祖のお墓がある菩提寺や、自宅の仏壇などで挙式をおこなうのが一般的です。
神前式と同様に、新郎は紋付袴、新婦は白無垢や色打掛を着用します。どちらかが宗派の信徒であるのが基本ですが、最近では宗派に関係なく仏前式が可能なケースも増えています。
婚礼とは結婚のための儀式!好みの挙式スタイルを選ぼう
婚礼とは、結婚するための儀式のことです。結婚式を挙げることで、両親に感謝を伝えたり、夫婦の絆を強めたりできるメリットがあります。
また、結婚式という人生における大切なイベントの思い出をしっかり残せるので、挙式するか迷っているカップルは、結婚式を挙げるメリットをしっかり確認しておくことをおすすめします。
挙式スタイルはいくつかあり、衣装や儀式の内容、場所などが大きく異なります。自分たちにとって最高の結婚式になるように、好みのスタイルを選んでみてください。
なお、和婚スタイルでは無料相談会をおこなっているので、和婚を考えているカップルや結婚準備をどうやって進めたらいいのか悩んでいるカップルは気軽にご参加ください。