40代からの結婚式は和の結婚式が最適!その理由とは?
はじめに
昨今、都内では 45 代からの結婚が増加傾向にあります。中高年向けの婚活パーティーや街コン、婚活バスツアーなど、独身同士を結びつける出会いの場が人気を集めています。中年婚、熟年婚、中高年婚、シニア婚と呼ばれるこれらの晩婚市場は、初婚の方や再婚を考える方など、様々な背景を持つ方々で賑わいを見せています。
本記事では、晩婚の現状や大人の結婚式に着物が合うと言われる理由、そのメリットとデメリットについて詳しくご説明します。
晩婚に対する社会の認識の変化
現代における晩婚の受け入れ
かつては「年齢を重ねると結婚は難しい」という固定観念が強く存在していました。しかし、令和以降、そのイメージは大きく変化してきています。年を重ねることで人生経験を積み、真の愛や家族の意味について深く理解できるようになった方も多くいらっしゃいます。
現代社会では、「結婚をする」という選択肢も、「結婚をしない」という選択肢も、それぞれの人生の決断として等しく尊重されるようになってきました。中高年の方々が「結婚」を選択される中で、「挙式を行う」カップルと「挙式を見送る」カップルが存在し、その決断に至る理由も様々です。
結婚式を見送る理由
結婚式を行わない理由としては、以下のような状況が挙げられます:
近年では新型コロナウイルスの影響で挙式を断念されたカップルも多く見られます。また、経済的な事情や、年齢とともに変化した体型でのウェディングドレス着用への躊躇い、さらには準備に要する時間的な制約なども主な理由となっています。
具体的には以下のような要因が挙げられます:
- 金銭的な事情による制約
- 友人関係の調整の複雑さ
- 再婚による周囲の目への懸念
- 準備期間の確保の難しさ
大人の結婚式という選択
和装婚の魅力
熟年婚の場合、特に女性の方々の中には体型の変化によってウェディングドレスの着用に抵抗を感じる方が少なくありません。しかし、ここで注目したいのが「大人」という言葉の本来の意味です。「大人しい」という言葉は「大人」が形容詞化したもので、古来より「思慮分別の備わった年長者の成熟しているさま」を表現していました。
このような大人の魅力を最大限に引き出す結婚式の装いとして、現在、和婚が注目を集めています。和装による結婚式は、年齢を重ねた方々の品格と魅力を一層引き立てる特徴を持っています。
和婚と洋婚の特徴
和婚の特徴
和婚では、白無垢や打掛けを身にまとい、伝統的な和髪のスタイルで臨みます。神社やお寺という厳かな空間で、日本の伝統を大切にしながら、家族同士のつながりを重視した形式で執り行われます。一般的には両家のみでの挙式となりますが、近年では友人や知人の参列も受け入れている会場が増えています。
洋婚の特徴
一方、洋婚では純白のウェディングドレスに身を包み、父親と共に教会のバージンロードを歩みます。参列者の前で愛を誓い合い、指輪の交換やファーストキスなど、感動的な演出が行われます。
神前式の魅力
神前式では、参列者全員が神殿に入場し、神職の導きのもと厳かな儀式が執り行われます。神職による「祝詞奏上」、御神酒を交わして夫婦の契りを結ぶ「三三九度」、神職からの祝福の言葉を受ける「斎主挨拶」など、雅楽の調べと共に、巫女や神職の導きによって伝統的な儀式が進められていきます。
仏前式の特徴
仏前式は、新郎新婦いずれかにゆかりのあるお寺で執り行われます。僧侶から新郎には白い房の数珠、新婦には赤い房の数珠が授けられる「念珠授与」の儀式の後、三三九度の杯を交わします。お経の読経とともに、現世だけでなく来世までの縁を誓い合う、深い意味を持つ儀式です。
新しい和婚のかたち
近年特に注目を集めているのが、ホテルでの和婚です。神聖で厳かな雰囲気を持ちながら、スタイリッシュで美しい神殿がホテル内に設けられています。式後はそのままバンケットホールに移動して、和の空間での披露宴を楽しむことができます。また、ウェディングドレスでの演出も希望される方には、お色直しを行って洋装での披露宴も可能です。
大人の結婚式における衣装選び
和装のメリットとデメリット
和装の最大のメリットは、体型を気にすることなく自由に衣装を選べる点です。豊富なヘアスタイルのバリエーションに加え、年齢や体型に合わせて襟の交差位置や帯の配置を調整することで、それぞれの方に最適な着こなしを実現できます。また、重ね着の構造により、冬季は暖かく過ごすことができます。
一方で、夏季は暑さを感じやすく、着付けに時間を要するというデメリットもあります。しかし、これらは適切な準備と配慮により十分に対応可能な課題といえます。
洋装のメリットとデメリット
洋装の魅力は、華やかな見た目と着脱の容易さ、動きやすさにあります。また、多様なデザインのウェディングドレスから選択できることも大きな特徴です。
しかしながら、既製品のドレスはサイズ展開が限られており、理想のデザインであってもぴったりとフィットする商品を見つけることが難しい場合があります。これにより、かえって年齢を意識してしまう方もいらっしゃいます。
40-50 代で和の結婚式を選んだ方々の体験談
50 歳女性の体験
「白無垢での挙式は、私にとって夢のような経験でした。スタッフの方々の丁寧な対応のおかげで、結婚式前の不安も全く感じることなく当日を迎えることができました。50 歳での花嫁姿でしたが、メイクやヘアセットも若々しく仕上げていただき、花嫁行列では胸を張って歩くことができました。その後のドレスへのお色直しでは、和装とはまた違った魅力を引き出していただき、感激いたしました。大人の結婚式には、やはり神社婚をお勧めしたいと思います。人生最高の瞬間を、このような形で迎えられたことを心から幸せに感じています。」
45 歳女性の体験
「アメリカ人の夫との結婚式で、和婚を選択させていただいたことは本当に良い思い出となりました。夫の家族も、鏡開きや神社での巫女さんの神楽舞、雅楽の演奏に深く感銘を受けていたようです。日本での結婚式・披露宴を選んで本当に良かったと実感しています。スタッフの皆様の心配りに、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。」
47 歳女性の体験
「白無垢での挙式、色打掛での披露宴という構成で執り行いました。紅葉の季節だったこともあり、式場の庭園での写真が素晴らしい出来栄えでした。特に印象に残っているのは、色打掛に合わせて生花を使ったヘアアレンジをしていただいたことです。同世代の参列者からも、『和装で参加できる機会が少ないので、とても嬉しい』という声をたくさんいただき、選択して良かったと感じています。スタッフの皆様への感謝の気持ちは尽きません。」
まとめ
一見すると地味で格式張った印象を受けがちな和婚ですが、実際には現代的でありながら華やかさを備えた、参列者からも好評を得られる挙式スタイルとなっています。40 代からの結婚式において、和婚はシックでありながら斬新さを持ち、むしろ一層華やかな印象を与える傾向にあります。
この記事が、婚活中の方や、既にパートナーと出会われ、シニア婚を控えていらっしゃる方のお役に立てれば幸いです。
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