披露宴の和装は知るほど魅力的!おすすめヘアアレンジや演出をご紹介

投稿日:2021年11月30日 更新日:

披露宴で和装をするのはハードルが高いんじゃないかと、悩んでしまう方もいらっしゃいますよね。

今回は、和装披露宴を成功させるコツや気を付けたいポイントを解説します。

気になる洋装披露宴との比較や新郎の衣裳などもご紹介するため、和装披露宴準備の参考にしてください。

 

 

和装披露宴のハードルが高いと言われる理由2つ

華やかな振袖を着ての披露宴ですが、ハードルが高いと感じている方が多いのも事実です。

和装で行う披露宴のハードルを上げてしまっているのが、高い費用負担とお色直しにかかる時間でしょう。

結婚式での和装を検討している方も、和装披露宴の知識をつけておくと安心です。

和装で行う披露宴の費用とお色直しの2点について詳しくご紹介します。

理由1.費用が高くなりがち

和装披露宴をためらう新郎新婦が出てきてしまうのは、和装を選択するとドレスに比べて費用が高くなる傾向があるからです。

式で着用する白無垢であれば、洋装のウェディングドレスと比べて少し費用を抑えられます。

しかし、披露宴でのカラードレスと色打掛を比べると、色打掛のほうが値段が高いものが多く、思わぬ出費に困惑してしまうかもしれませんね。

理由2.お色直しに時間がかかる

2つ目の和装披露宴を難しくしている理由は、洋装と比べてお色直しに時間がかかってしまう点でしょう。

お色直しを全くしない披露宴もありますが、一般的には1~2度のお色直しがある場合が多いです。

問題となるのがお色直しにかかる時間で、洋装の場合は約20~30分で済むのに対し、和装の場合は30分以上かかってしまう傾向があります。

工夫次第で和装披露宴も魅力的な選択肢

費用と時間という問題点を抱えている和装での披露宴ですが、工夫をすれば負担を減らして行うことができます。

和装をするからこその良さも、衣裳を検討する際に忘れてはいけないポイントですよね。

和装披露宴を行う際に気を付けたいポイントは下記のとおりです。

  • お色直しの回数や順序に気を付ける
  • 手直しの少なくて済むヘアアレンジを選ぶ

和装披露宴を実現させるポイント

お色直しは回数がかさむほど料金が高くなります。

回数を減らせばその分好きな衣裳を選べる余裕が出てくるでしょう。

また、柄によって料金に大きな差が付く場合もあるため予算に合うデザインを選んだり、持ち込みを検討したりするのもポイントです。

時間の短縮のためには、お色直しで着る衣裳の順序やヘアアレンジを工夫しましょう。

お色直しの時間を短縮するには、和装から洋装がおすすめです。

ヘアも和装と洋装両方にマッチするアップスタイルにすれば、アクセサリーの付け替えのみで大きく印象チェンジができますよ。

和装披露宴ならではの良さがある

時間や費用といった問題が解決できるのであれば、和装で行う披露宴はとても魅力的な選択肢です。

新郎新婦が和装をすることで、普段とは違った厳かで特別感のある雰囲気を醸し出せるでしょう。

後ほどご紹介する和装披露宴ならではの演出ができるのもメリットです。

母親から受け継いだ振袖を披露したいと、和装を選択される方もいるかもしれませんね。

和装で行う結婚式3種類の違い

披露宴を和装で行う場合は、式ではウェディングドレス、披露宴では色打掛という選択もできます。

一方で結婚式を白無垢など和装で執り行いたい場合は、和装で行える結婚式3タイプを知っておきましょう。

  1. 神前式:神社での挙式
  2. 人前式:宗教や格式にとらわれない挙式
  3. 仏前式:寺院での挙式

それぞれの結婚式について分かりやすくご紹介します。

神前式

神前式は神社に祀られている神様の前で結婚を誓う挙式スタイルです。

神前式は「神道」という日本の宗教に沿って執り行われます。

神道における神様は、「八百万(やおよろず)の神々」と呼ばれ、神社ごとに祀られている神様が違うのも知っておきましょう。

神聖な場所で日本の歴史を感じながら結婚式を挙げたいと考えているカップルにおすすめの挙式スタイルです。

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人前式

人前式は他の挙式スタイルと比べ、宗教や格式といった要素を気にすることなく行えるメリットがあります。

人前式は、その名前にもあるとおり、結婚式に参加してくれるゲストの前で愛を誓うのがメインです。

場所や演出の自由度も高いため、ふたりらしい結婚式が出来上がるのは間違いありません。

人前式の場合は、費用も比較的抑えられる傾向にあります。

仏前式

仏前式とは、お寺で執り行われる仏教の教えに基づいた挙式スタイルです。

仏前式の場合は、仏様の他にご先祖様にも結婚の報告をするという特徴があります。

そのため、仏前式をする場合は新郎新婦どちらかの家系の宗派に合わせてお寺を選ぶのが一般的でしょう。

全ての寺院で挙式を対応してくれるわけではない点は注意が必要です。

結婚式披露宴の和装衣裳とヘアアレンジまとめ

挙式や披露宴で着る和装衣裳を、花嫁と花婿に分けてご紹介します。

まず和装花嫁衣裳として、主に次の3つが挙げられます。

  • 白無垢
  • 色打掛
  • 引き振袖

花嫁の和装に似合うヘアアレンジは次のとおりです。

  • 綿帽子(わたぼうし)
  • 文金高島田(ぶんきんたかしまだ)
  • 角隠し(つのかくし)
  • 新日本髪
  • 洋髪アップスタイル

和装花婿衣裳は次の2つを知っておきましょう。

  • 黒五つ紋付羽織袴(くろいつつもんつきはおりはかま)
  • 色紋付羽織袴(いろもんつきはおりはかま)

花嫁和装衣裳

花嫁の和装衣裳は、真っ白に輝く白無垢と鮮やかなデザインや色彩が楽しめる色打掛、未婚女性の第一礼装ともいわれる振袖の3つです。

花嫁衣裳3着のそれぞれの特徴を知って、どの衣裳を着てみたいかじっくり考えてみましょう。

衣裳に込められた由来や意味をしると、より引き締まった思いで結婚式当日を迎えられるはずですよ。

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白無垢

和装で行う結婚式といえば、想像する方も多いのが白無垢です。

白無垢の歴史はとても長く、なんと室町時代頃から結婚式の衣裳として用いられていました。

白無垢は正礼装と呼ばれる、結婚式の衣裳のなかでも格式が高い着物です。

花嫁衣裳の白無垢が白い理由は、白が邪気を寄せ付けない神聖なものだと信じられていたからだと伝えられています。

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色打掛

色打掛は、主に披露宴で着用されることが多い花嫁衣裳です。

白無垢と色打掛の違いは、打掛の色彩にあります。

どちらも同じ打掛という着物を着用しますが、色打掛は華やかな色彩を加えた打掛であるのが特徴です。

かつては白無垢よりは格が下がると捉えられていた色打掛ですが、現在ではほぼ同等に扱われています。

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引き振袖

引き振袖とは、一般的な振袖とは違いおはしょりがなく、長めの裾を引いて着る花嫁衣裳です。

振袖は未婚女性の衣裳とされており、結婚式が最後に振袖を着れるチャンスとなります。

腰に締めた帯の素材やアレンジによって印象を大きく変えられるのも、引き振袖の魅力です。

好みのスタイルに合わせて、自分らしいイメージに仕上げてみましょう。

花嫁和装ヘアアレンジ

和髪王道のスタイルから、洋装にも対応できる洋髪アップスタイルなど、和装衣裳にピッタリなヘアアレンジは下記の5つです。

  • 綿帽子:夫以外に顔を見られないためとされる白い帽子を被ったスタイル
  • 文金高島田:未婚女性の象徴ともされる上品さを演出するヘアスタイル
  • 角隠し:角を隠して夫に尽くすとの意味が込められた白い帯状の布を被ったスタイル
  • 新日本髪:日本髪を今風にアレンジしたヘアスタイル
  • 洋髪アップスタイル:ドレスにも着物にも合う髪を結い上げたアップスタイル

花婿和装衣裳

和装の花婿衣裳は次の2つをご紹介します。

  • 黒五つ紋付羽織袴(くろいつつもんつきはおりはかま)
  • 色紋付羽織袴(いろもんつきはおりはかま)

花嫁の白無垢や色打掛と同じ格式を持っているのが、黒五つ紋付羽織袴です。

5つの家紋があしらわれたデザインで、明治の時代には男性の正礼装とされていました。

色紋付羽織袴は、黒以外の色彩をした羽織袴で、家紋も一つ紋や三つ紋のものがみられます。

黒五つ紋付羽織袴よりは格が下がるため、花嫁の引き振袖に対応した格式の衣裳です。

和装披露宴ならではのおすすめ演出

和装での披露宴を選択する理由に、和の演出を挙げる新郎新婦もいるかもしれませんね。

和装で行うからできる、ちょっと趣の感じられる演出をご紹介します。

  • 引き出物として日本の伝統工芸品や和菓子を贈る
  • 「紅差しの儀」身支度の最後として母が娘に口紅を差す儀式
  • フラワーシャワーを折り鶴シャワーに変更する
  • 「鏡開き」鏡に見立てた樽の蓋を新郎新婦が割る儀式

他にも手軽に和の雰囲気を取り入れられる演出が多くあるため、せっかく披露宴で和装をするのであれば検討の価値ありです。

定番の演出を和風にアレンジするがコツ

演出に和の要素を上手く取り入れるコツは、定番の演出を和風に変えてみることです。

結婚式当日は、スケジュールの都合で全ての演出を盛り込むのは難しい場合が多いでしょう。

結婚式定番の演出を和風にアレンジできれば、時間の追加をせずとも新鮮味のある演出が完成するはずです。

例えば、ケーキ入刀のケーキを大きな和菓子に変えてみるのも、ゲストに喜んでもらえる演出になるでしょう。

他にも、ケーキ入刀のイベント自体を無病息災や家内安全を願って行う、縁起の良いダルマの目入れにしてもいいかもしれません。

まとめ:和装披露宴のポイントを押さえて自分らしい演出を

この記事では、結婚式披露宴で和装をする際のポイントや洋装と比べた場合の費用や時間、おすすめの和を感じられる演出をご紹介しました。

ポイントは、以下のとおりです。

  • 和装のハードルが高いとされるのは時間とお金の問題
  • 披露宴での和装をする際にはお色直しの順番や回数、ヘアアレンジを見直す
  • 和装で行う結婚式のスタイルは神前式、人前式、仏前式
  • 花嫁和装衣裳は主に白無垢、色打掛、引き振袖の3つ
  • 和装に似合う花嫁のヘアスタイルは綿帽子、文金高島田、角隠し、新日本髪、洋髪
  • 花婿和装衣裳は黒五つ紋付羽織袴と色紋付羽織袴
  • 和を感じられる演出は紅差しの儀、折り鶴シャワー、鏡開き、ダルマの目入れなど

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