赤い色打掛が選ばれる3つの理由!込められた意味や似合うスタイル・おすすめ衣装を紹介

投稿日:2024年1月29日 更新日:

「挙式には赤い色打掛を着たい」と憧れを持つ方も多いのではないでしょうか。

華やかな赤い色打掛は、着用するだけで挙式の気分も盛り上がります。しかし、白打掛と迷っている方や、他の色打掛も捨てがたいと考える方にとって、赤い色打掛が人気の理由や着こなし方などが気になるものです。

今回は、赤い色打掛が支持されている理由やおすすめのスタイルを解説します。費用相場や基礎知識も紹介するので、挙式の衣装選びで迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

 

 

 

色打掛の基礎知識

そもそも「色打掛ってどんな衣装?」と気になる方に、基礎知識を紹介します。

  • 込められた意味
  • 色打掛に刺繍される絵柄の意味

それぞれ詳しく見てみましょう。

込められた意味

打掛とは、帯を締めた着物の上に羽織る裾が長い着物のことです。打掛の下に着る着物は掛下と呼ばれます。

純白の打掛は白無垢と呼ばれます。色打掛とは、その名のとおり打掛の中でも純白ではなく色が入ったものです。白無垢も色打掛も、どちらも格式が高い正礼装とされています。

白無垢や色打掛は、それぞれ生まれ変わりを象徴するものです。白無垢は真っ白さから心身ともに清い状態で式に臨み、嫁ぎ先の色に染まることを意味します。一方、従来は赤色が基調とされていた色打掛は「新しい血が通う」ことの象徴です。

近年では赤以外にも黄色や青、黒、パステル系など、さまざまなカラーの色打掛が用意されています。

古風でありながら華やかな見た目の色打掛は、結婚式やフォトウェディングなどで選ばれることが増えています。

色打掛に刺繍される絵柄の意味

色打掛に刺繍されている絵柄には、それぞれ婚礼に向けての意味が込められています。

おもな絵柄とその意味は、以下のとおりです。

  • 鶴や亀:長寿。鶴は添い遂げるという意味もある
  • 流水や雲:永遠や良いことの前触れ
  • 宝尽くし:打ち出の小槌や巻物、七宝など。豊かな将来
  • 蝶:吉祥を表す。不死や出世
  • 花:桜や梅、牡丹など種類により異なる。桜は神が鎮座するという意味の縁起物
  • 花車:幸せが運ばれてくる

このように刺繍されている絵柄1つひとつにも、今後の幸せを願う縁起物としての意味があります。

赤い色打掛が人気色である3つの理由

さまざまなカラーバリエーションのある色打掛ですが、特に赤は花嫁から根強い支持があります。赤い色打掛が選ばれるおもな理由は以下のとおりです。

  1. 華やかさが演出できるから
  2. 幅広い世代に支持されるから
  3. 縁起がよく伝統的だから

それぞれチェックしていきましょう。

1.華やかさが演出できるから

赤い色打掛が支持される理由の1つに、華やかさが演出できる色であることが挙げられます。鮮やかな赤はパッと目を引く色のため、花嫁の存在感をしっかりと引き出してくれます。

また、赤には顔周りの印象を明るくしてくれる効果があるのも、花嫁にとってうれしいポイントです。

写真映えする色なので、前撮りや後撮りでの撮影の際に赤い色打掛を選択する花嫁が多くいます。

2.幅広い世代に支持されるから

赤い色打掛は、世代を問わず幅広く支持されています。

和装で現れる花嫁の姿を特に喜んでくれるのは、母親や祖母でしょう。赤い色打掛は昔からの定番のため、幅広い世代の人に親しみがあり花嫁らしさを感じてもらえます。

また、洋装に比べて和装はほとんど流行に左右されないものです。昔ながらのデザインは、むしろ重宝される傾向にあるともいえます。

母親が結婚式で着ていた色打掛を娘が着ても、決して古風すぎるということはないでしょう。

3.縁起がよく伝統的だから

赤い色打掛は伝統的なものであり、縁起のよさも持ち合わせています。古来、赤は縁起がよい色だとして祝いの席で使われていました。

赤い色打掛を身にまとうだけで、日本の古くからの伝統を思わせてくれます。縁起がよく伝統も感じられる赤い色打掛は、和装での挙式にぴったりです。

色打掛のレンタル費用の相場

色打掛にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。「ゼクシィ 結婚トレンド調査2022調べ」によると、色打掛にかかった費用は、平均27.7万円です。最も多い価格帯は「25~30万円未満」の13.5%、次いで「40~45万円未満」が13.4%となっています。

その中で「既製品をレンタルした人」が93.6%なので、大半の方がレンタルを利用していることがわかります。なお、レンタル先は「利用した会場が提携している衣装店」がほとんどでした。

結婚式にかかる費用を抑えるなら、レンタル衣装代がセットになった挙式プランの利用がおすすめです。

和婚スタイル」にはレンタル衣装代が含まれた挙式プランが多数あります。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

赤い色打掛に似合うスタイル

せっかく赤い色打掛を着るのであれば、特に似合うスタイルを確認してから挙式の際の髪型などを決定しましょう。

以下のポイントをもとに、赤い色打掛に似合うスタイルをご紹介します。

  • 髪型・髪飾り
  • かぶり物
  • 髪色
  • メイク
  • ネイル

それぞれチェックしていきましょう。

髪型・髪飾り

色打掛を着る際の髪型は自由なので、日本髪でも洋髪でも好きなほうを選べます。

日本髪にする場合には「文金高島田」などのかつらを利用します。もともと和のものであるがゆえに、どのような和装にもよく合うスタイルです。

近年では、かつらを被らない「地毛結い」を希望する花嫁も増えました。これは、自分の毛髪のみを使って結うものです。着用すると重いかつらも、地毛であれば体に負担がかかりにくいでしょう。

洋髪を選ぶ場合は、ドレスを着る際と同じようなヘアアレンジでもOK。和装に合わせる場合、シンプルすぎると衣装に負けてしまうので、ボリューム感のあるアレンジがおすすめです。

色打掛に似合うかぶり物

色打掛に似合うかぶり物は角隠しです。角隠しとは、花嫁衣装の際に日本髪を飾る、帯状になった白い布のかぶり物です。

額の高さの部分のみが隠れ、日本髪の上の部分と下の部分は見える格好です。和装の花嫁衣装なら、どのような衣装でも角隠しを合わせられます。

和装に合わせるかぶり物には綿帽子もありますが、白無垢のみに合わせられるものです。綿帽子は髪をすっぽりと覆う大きさで、和髪では最も格式が高いとされています。

なお綿帽子は、純白以外にも縁が彩られたものや透け感のあるデザインなどの種類があります。

色打掛に似合う髪色

「和装には黒髪で日本髪のスタイルが似合う」というイメージを持つ方は多いものです。しかし近年では、茶髪や洋髪のアレンジで和装に合わせることも多くなりました。

色合いが華やかな色打掛にするのであれば、髪色はそこまで気にしなくてもよいでしょう。カラフルな色打掛は、明るい髪色と合わせても素敵です。

特に、赤い色打掛には茶色の髪がよく似合います。赤にも色々なニュアンスの違いがあるので、ご自身の髪色と合う衣装を選んでみてください。

色打掛に似合うメイク

和装に似合うメイクは、洋装のときのものとは異なります。

和装では、上品かつ平面的な仕上がりにするのがポイントです。肌は、艶感よりもマットな質感のほうが和装に似合います。

ポイントとして、唇は真っ赤な口紅で小さめに描くといいでしょう。

眉は太く短めにはっきりと描くようにして、目元のアイラインは長めにします。赤い色打掛に合わせ、目元と口元にポイントとして赤をのせると統一感が出ます。

色打掛に似合うネイル

色打掛を着る際には、色打掛のカラーや帯の差し色に合わせたネイルがおすすめです。

赤い色打掛を着るのであれば、ネイルにも赤を使ったデザインにするとよく似合います。シンプルさと上品さを感じられるものを選ぶとよいでしょう。

色打掛自体がモダンなデザインであれば、ネイルもそれに合わせると統一感が出ます。

なお、シンプルなデザインのネイルを選ぶと、挙式をしたあとにも落とさずに済むといったメリットもあります。

赤い色打掛のレンタルなら和婚スタイル!おすすめの衣装を紹介

赤い色打掛でも、柄の種類や大きさ、色味の違いなどにより印象は大きく異なります。こちらでは、おすすめの赤い色打掛を4つ紹介します。

  • 花車鶴
  • 慶翔(赤)
  • 孔雀に花車
  • 赤黒鳳凰
  • 鳳凰に入子菱

色打掛を選ぶ際の参考にしてみてください。

花車鶴

大きな鶴が特徴的な「花車鶴」。大柄な文様が全体にあしらわれ、華やかな印象の色打掛です。

スモーキーブルーや薄紫、ゴールドの色味が入っており、ゴージャスでありながら大人っぽい印象を与えます。

慶翔(赤)

「百花の王」と呼ばれる牡丹と、長寿の象徴である鶴の文様が特徴的な赤い色打掛。おめでたい柄が多数あしらわれた色打掛は、お祝いの場にぴったりです。

金彩と刺繍が贅沢に施され、風格が感じられます。

孔雀に花車

絽織物を使用した色打掛。「絽(ろ)」とは、絹織物の1種で「綟り織(もじりおり)」で織られており、通気性のいい素材です。

「孔雀に花車」には華やかな孔雀の柄が入っており、対象的な黒い色がモードな印象を与えます。

赤黒鳳凰

昔から雅やかな柄として親しまれている御所車と、松や紅葉などの四季折々の木花をあしらった色打掛。赤と黒が混在し、落ち着いた印象を与えます。

どんな世代の方でも着用しやすいデザインです。

鳳凰に入子菱

深みのある緑と白梅、鮮やかな緋色が印象的な赤い色打掛。一見花柄に見える衣装は、可愛らしい印象を好む方におすすめです。

明るい雰囲気の衣装なので、前撮りの衣装にもぴったりです。

まとめ:色打掛での挙式を検討するなら無料相談会に参加しよう!

赤い色打掛は、流行に左右されない伝統的な衣装として幅広い世代から人気があります。華やかで写真映えするので、前撮りにもおすすめです。

色打掛の色に迷ったら、ぜひ赤い色を選んでみてください。

結婚式にかかる費用を抑えたい方や、わかりやすい費用設定のプランを選びたい方は、レンタル衣装代が含まれている挙式プランの利用がおすすめです。

色打掛での挙式について詳しく知りたい方は、気軽に和婚スタイルの無料相談会にご参加ください。

  • B!