神前式でリングピローを使っても良い?主なタイプや準備方法をご紹介

投稿日:2022年2月9日 更新日:

神前式を挙げる場合、リングピローを使っても良いのか気になる方もいるかもしれませんね。

今回は、リングピローを使用しても良いのかについてご紹介します。

リングピローの主なタイプや準備する方法をご紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

 

結婚式で使用されるリングピローとは

リングピローとは、結婚式で結婚指輪を交換するまで指輪を置いておくアイテムのことです。

リングピローの由来は、古代エジプト時代に行われていた結婚式だといわれています。

古代エジプト時代の結婚式では、装飾品のすべてをクッション型の宝石台に乗せていたようです。

それが西欧へと伝わり、結婚指輪をリングピローに乗せる風習に繋がりました。

リングピローは、絆を結ぶといった意味が込められているリボンが付いたものが一般的です。

ただ近年は、ボックスタイプや鳥かご型などさまざまな種類のリングピローが販売されています。

結婚式で使われるリングピローのデザインに決まったルールはないため、新郎新婦が想いを込めてオリジナルのものを用意するのもおすすめです。

 

神前式でリングピローを使っても良い?

リングピローは本来、キリスト教の結婚式で使用されるものでした。

ただ近年では、和装の結婚式でも指輪交換の演出を取り入れる新郎新婦が増えているので、リングピローを使用しても問題ありません。

神前式では、結婚指輪を神事の棚に置いてありますが、指輪交換の場面になると斎主が三方に載せて新郎新婦の前まで運んでくれます。

神事の棚に置くことを踏まえ、雰囲気を崩さないようなリングピローを選ぶようにしましょう。

例えば、ちりめん生地を使用したものや和を象徴する文様の刺繍や飾りを施したものがおすすめです。

特に刺繍や飾りは見た目が華やかになるので、結婚式にぴったりでしょう。

 

神前式の指輪交換について詳しく知りたい方はこちらをご確認ください。

→神前式での指輪交換はどうする?指輪交換の由来としきたりを解説!

 

リングピローの主な種類は4タイプ

リビングピローの種類はさまざまなものがあるので、選ぶときに迷う方もいるでしょう。

リビングピローに決まりはありませんが、神前式の雰囲気や衣装に合わせて選ぶことが大切です。

神前式におすすめなリビングピローの種類には、次のようなものがあります。

  • クッションタイプ
  • ボックスタイプ
  • 座布団タイプ
  • 折り鶴タイプ

それぞれのタイプを確認していきましょう。

 

1.クッションタイプ

リビングピローの定番は、クッションタイプです。

定番のリビングピローですが、バリエーションが豊富なので新郎新婦らしいものを見つけられます。

例えばシルク素材のクッションにレースや造花、リボンを施したものや、糸を組み合わせて作る組紐をあしらったものなどさまざまです。

サイズを少し大きめのものを選べば、赤ちゃんのファーストピローとしても使えます。

より思い出深いアイテムになるでしょう。

 

2.ボックスタイプ

周りと差をつけたいなら、ボックスタイプのリングピローを選んでみてはいかがでしょうか。

ボックスタイプは、結婚式の後にジュエリーボックスとして使えるのが魅力です。

洋装の結婚式では、ガラスケースやプリザーブドフラワーを敷き詰めたボックスが使われます。

一方和装の結婚式では、格式高い桐箱をリングピローとして使用することが多いです。

日本では、桐箱は大切なものを送るときに用いられてきた木の箱なので神前式に適しています。

またお酒を入れる枡を使うのもおすすめです。

枡はお祝いの場面でお酒を飲む容器として使われるので、結婚式のお祝いムードを高めてくれます。

 

3.座布団タイプ

神前式で使用するリビングピローなら、座布団タイプを選ぶのがおすすめです。

座布団タイプのリビングピローなら、厳かな神社の雰囲気にもマッチしてくれます。

新婦が着用する和装と同じような生地デザインを選べば、統一感も感じられるでしょう。

また座布団は複雑なパターンではないので、生地さえ用意できれば新郎新婦も簡単に作れます。

リングピローを自分たちで自作したいと考えるなら、座布団タイプを検討してみましょう。

 

4.折り鶴タイプ

和装の結婚式では、教会式で行われるフラワーシャワーの代わりに折り鶴を参列者がかける演出をプログラムに取り入れる新郎新婦も多いです。

神前式では折り鶴シャワーの演出が許可されない可能性が高いですが、リビングピローとして折り鶴を使用する方法があります。

折り鶴であれば和の雰囲気を崩さず、新郎新婦らしいリングピローを用意できるでしょう。

折り鶴を用意するときは、形が崩れないように折りたたんだ状態の折り鶴を当日神社に持ち込み、結婚式の直前に羽を広げるのがおすすめです。

 

リングピローを準備する4つの方法

神前式で使用するリングピローをどこで手に入れられるのか分からない方もいるでしょう。

リビングピローは、結婚式場と提携するレンタルショップで借りられる場合があります。

ウェディングドレスと一緒にレンタルできるので、手軽にリングピローを用意できる方法です。

ただ結婚式場やドレスショップでレンタルする以外にも、次のような方法もあります。

  • ショップで購入する
  • リングケースを活用する
  • 友人や親族に譲ってもらう
  • リングピローを手作りする

それぞれメリットとデメリットがあるので、新郎新婦にあう方法でリングピローを準備しましょう。

 

1.ショップで購入する

専門店でリングピローを購入する方法があります。

専門店であればさまざまな種類を揃えているので、お気に入りのデザインを見つけやすいです。

ただリングピローのデザインや素材にこだわると、1万円を超える場合もあります。

リーズナブルなリングピローであれば3,000円程度で購入できるものも多いので、自分たちの予算に応じて選ぶようにしましょう。

 

2.リングケースを活用する

レンタルや購入の費用を抑えたいなら、リングケースを活用するのもおすすめです。

近年はリングケースにこだわるブランドも多いので、リングピローとしてそのまま使えます。

またジュエリーショップによっては、結婚指輪を購入した特典としてリングピローをプレゼントしてくれることもあるようです。

特典でプレゼントしてもらったリングピローに飾りを施せば、自分たちらしさも演出できます。

結婚指輪を購入するときは、特典にリングピローがあるかどうか確認しておくといいでしょう。

 

3.友人や親族に譲ってもらう

結婚式を挙げた友達や親族がいるなら、リングピローを譲ってもらうのもいいでしょう。

特に欧米では「新しいもの」「古いもの」「借りたもの」「青いもの」を新婦が身につければ幸せになれるという、サムシングフォーの風習があります。

友達や親族に譲ってもらえば、欧米のサムシングフォーを体験できるのもいいですね。

もし母親が自身の結婚式で使用したリングピローがあるなら、それを受け継ぐのもいいでしょう。

 

4.リングピローを手作りする

クッションタイプや座布団タイプのリビングピローであれば、初心者でも手作りできます。

新郎新婦で生地を探したりデザインを考えたりすれば、結婚式の良い思い出になるはずです。

「時間はないけど自作したい」といった方は、リングピローの専用キットを使用しましょう。

専用キットは種類も多く、費用も1,000円程度なので安く抑えられるのも魅力です。

あいた時間に気軽に作れるので、結婚式の準備で多忙な場合は専用キットの購入を検討しましょう。

まとめ:リングピローを用意して思い出に残る神前式を挙げよう!

この記事では、リングピローを使用しても問題ないのかについてご紹介してきました。

ポイントは以下のとおりです。

  • 神前式でもリングピローは使用できる
  • 神前式でリングピローを使う場合は、神社の厳かな雰囲気を崩さない配慮が必要である
  • リングピローに決まったルールはないので、ふたりらしいデザインに自作するのもおすすめ

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