和装の結婚式を検討しているものの、音楽やBGMの選び方に迷う人もいるかもしれませんね。
そこで今回は、和装の結婚式におすすめの曲をシーン別に紹介します。
曲の選び方なども紹介しているため、困ったときの参考にしてください。
和装の結婚式で使用する曲の選び方
結婚式にふさわしい曲はたくさんありますが、和装の結婚式となると曲選びに迷ってしまうかもしれません。
「和装の結婚式でも洋楽は流して良いのか」「盛り上がる曲をかけて良いのか」「和テイストの曲に絞ったほうが良いのか」などあれこれ悩みがちです。
ここでは、和装の結婚式に使用する曲を決めるときのポイントを解説していきます。
曲はどんなジャンルを選んでも良い
和装結婚式にかける曲は、どんなジャンルの曲を選んでもかまいません。
和装結婚式だからといって和の雰囲気の曲にこだわる必要はないので、二人の好きな曲を流しましょう。
最近では和装結婚式で洋楽を流したり、ヒップホップやテクノなどのジャンルを選んだりするカップルも増えています。
海外有名アーティストの楽曲を和楽器でカバーした楽曲もあるので、洋楽でも和の雰囲気を取り入れることは可能です。
式場の雰囲気や取り入れる演出などをイメージしながら選ぶと、選曲の失敗を避けられるでしょう。
結婚式の雰囲気に合う曲を選ぶ
和装の結婚式ではどんなジャンルの曲を使用しても大丈夫ですが、結婚式のおめでたい雰囲気に合わないような曲は避けましょう。
歌詞がネガティブな曲、暗すぎる曲調の曲さえ避ければ、結婚式で違和感が生まれることもありません。
邦楽と洋楽のどちらを選ぶにしても、和装結婚式の雰囲気を壊すことのない曲調の曲を選ぶことが大切です。
披露宴は盛り上がる場面や感動するシーンなどさまざまなプログラムで構成されているので、それぞれのシーンにあった曲を選定しましょう。
好きなアーティストや二人が好きな楽曲、同じテンポの曲だけを選ぶのは良くありません。
結婚式全体の雰囲気やおもてなし、ゲストの顔ぶれなどを考慮しながら選曲することが大事です。
選曲に迷ったときはプランナーに相談してみましょう。
著作権に関するルールを守る
結婚式に使用する曲は、何の制限もなしにそのまま使うことはできません。
楽曲にはすべて著作権があるため、多くの人が集まる場所で曲を流すときは制作者の許可が必要です。
ただし、すべての楽曲で著作権関係の手続きが必要になるわけではありません。
音楽の著作権を管理している機関のJASRAC信託と結婚式場が契約を結んでいれば、著作権や申請などを気にせず利用できます。
JASRAC信託に登録されていない曲であっても、生演奏であれば許可手続き不要で利用できるケースがあります。
そもそも著作権が切れている曲や著作権フリーとして提供されている曲は、著作権を気にする必要はありません。
曲の選び方で迷ったときは、結婚式場などに事前に相談してみましょう。
【入場】和装の結婚式でおすすめの3曲
和装結婚式の入場曲は、式の雰囲気に合わせて選ぶとインパクトが出ます。
おすすめの曲は、以下の3つです。
- 「万讃歌」葉加瀬太郎
- 「CHANGE」MONKEY MAJIK×吉田兄弟
- 「Only Time」Enya
どれも華やかな演出ができる曲なので、入場曲としてぴったりです。
どの部分で入場するのか考えながら、お気に入りの曲を探してみてください。
1.「万讃歌」葉加瀬太郎
バイオリニストである葉加瀬太郎の「万讃歌」は、和装結婚式の入場曲の定番です。
日本の伝統文化を感じさせる壮大な楽曲は、厳かな雰囲気やオリエンタルな雰囲気を演出したいカップルにぴったりです。
結婚式で豪華絢爛な色打掛を着る花嫁の雰囲気にもよく合います。
美しいバイオリンの音色が、スポットを浴びながらゆっくり歩く新郎新婦を華やかに彩り、印象的なシーンを作ってくれるでしょう。
通常バージョンを入場曲として取り入れる方が多いですが、和楽器の演奏隊も加わったバージョンもあるので、結婚式の雰囲気に合わせて好きなほうを選んでみてください。
2.「CHANGE」MONKEY MAJIK×吉田兄弟
津軽三味線の兄弟ユニットとして活躍している吉田兄弟の曲は、和装の結婚式で高い人気があります。
なかでもMONKEY MAJIKとコラボレーションした「Change」は人気のある楽曲で、力強い三味線の音色とアップテンポの格好いいサウンドが特徴です。
歌詞はすべて英語となっており、和と洋のミックス感がとてもおしゃれです。
入場するタイミングとしては、最初のイントロ部分ではなく、約1分あたりがおすすめです。
イントロ部分では、オープニングムービーなどを流しておくと、新郎新婦の入場する場面が一層盛り上がります。
曲に合わせて和傘を持って登場すると格好良くなり、ゲストから大きな注目を集められるでしょう。
3.「Only Time」Enya
アイルランド出身の世界的スターであるEnyaの「Only Time」は、ゆったりと厳かな雰囲気が特徴的な曲です。
和楽器などを使用していない洋楽ですが、アイルランドのケルト音楽がベースになっている
神秘的な曲なので、和装結婚式にもよく合います。
誰が聞いても心地良い歌声は、大勢のゲストを招く結婚式にぴったりです。
Enyaの歌声が入る15秒で入場の扉を開けると、曲調とぴったりマッチして、華やかな入場演出ができるでしょう。
入場シーンだけでなく、テーブルランドや花束贈呈などのさまざまなシーンに利用できます。
【ケーキ入刀】和装の結婚式でおすすめの3曲
ケーキ入刀は結婚式の最大の見せ場ともいえるシーンです。
ゲストが注目するシーンだからこそ、曲の選定にこだわりたい方は多いでしょう。
ケーキ入刀におすすめの曲は以下の3つです。
- 「桜会」ゆず
- 「The Summer Wars」松本晃彦
- 「Re…Japanesesque」DAISHI DANCE×吉田兄弟
感動できる曲から格好良い曲まで揃っているので、二人のしたい演出方法に合わせて曲を選んでみましょう。
1.「桜会」ゆず
ゆずの「桜会」は、 大切な人への思いを綴ったバラード曲です。
「これからも ずっと二人で いつまでも いつまでも あなたのそばに」という歌詞とゆずのさわやかな歌声が、ケーキ入刀のシーンにぴったり合います。
男性から女性へ向けて愛を歌った歌詞なので、感動するシーンを演出できるでしょう。
桜会という曲名で歌詞にも桜などが含まれているため、春に結婚式を行うカップルにおすすめです。
華やかな雰囲気のイントロから始まるため、最初から盛り上がれます。
演奏に和楽器が使われているので、和テイストのメロディーで演出したい方におすすめです。
2.「The Summer Wars」松本晃彦
松本晃彦の「The Summer Wars」は、映画「サマーウォーズ」のメインテーマ曲です。
壮大でドラマティックな曲調は、ケーキ入刀を華やかに演出したいカップルや大きい披露宴会場での使用におすすめです。
出だしからインパクトのある曲なので「ケーキ入刀です!」の司会者のコメントに合わせて、曲の冒頭から流しましょう。
聴くと励まされる力強いメロディは、格好良い和の演出にぴったりです。
ケーキ入刀だけでなく、入場や乾杯、鏡開きなどの盛り上げたいシーンにも適しています。
ただし曲の尺が2分しかないので、入場シーンで使うときは注意が必要です。
3.「Re…Japanesesque」DAISHI DANCE×吉田兄弟
ハウスミュージックDJ DAISHI DANCEと吉田兄弟がコラボレーションした「Re…Japanesesque」は、ケーキ入刀を格好良く演出できるスタイリッシュな曲です。
三味線による日本の伝統美を感じられる曲で、上海万博の日本産業館テーマ曲にも使用されていました。
三味線とクラブミュージックとの異色のコラボレーションは和モダンといった雰囲気で、おしゃれな和装結婚式を演出できます。
約30秒後に始まる三味線に合わせてケーキ入刀をするのがおすすめです。
ケーキ入刀のシーンだけでなく、豪華絢爛な色打掛の入場シーンにもよく合います。
感動するシーンを演出よりも、格好良くきめたいと考えている新郎新婦にぴったりの曲です。
【お色直し入場】和装の結婚式でおすすめの3曲
お色直し入場は披露宴の後半がスタートする場面なので、入場時の曲と違った雰囲気の曲を選ぶことをおすすめします。
おすすめの曲は以下の3つです。
- 「Every time」Sweet Box
- 「Luv Letter」DJ OKINAWA
- 「風のとおり道」久石譲
新郎新婦がどんな衣装で登場するのかゲストが楽しみにしているシーンなので、好みの曲を選んで盛り上げましょう。
1.「Every time」Sweet Box
Sweet Boxの曲は結婚式で使用されることが多いですが、和装の結婚式でも人気の高い曲が「Every time」です。
人気の理由は、途中で曲調がガラリと変わるインパクトの大きさにあります。
バイオリンの音色から始まって50秒あたりのところで音楽が変わるため、お色直しを印象づけることができます。
曲に合わせて登場した新郎新婦の華やかな衣装に、ゲストの大きな注目が集まるでしょう。
さらにドラマチックに演出したい場合は、花吹雪を使うのがおすすめです。
2.「Luv Letter」DJ OKINAWA
音楽プロデューサー・作曲家としても有名なDJ OKAWARIの「Luv Letter」は、繊細なピアノの音色が際立つ曲です。
これまでの二人の軌跡を思い返してしまうような、どこか切なさを感じさせる曲調です。
和装の結婚式にぴったり合う美しい曲で、イントロから徐々に気持ちを高揚できます。
お色直しの入場とともに、会場の雰囲気も一緒に変えたい場合におすすめです。
繊細なピアノの旋律に合わせて入場すれば、和装も一層美しく映るでしょう。
花吹雪を散らせるなどの演出を加えると、より感動的なシーンに仕上がります。
ピアノをメインにした曲なので、キャンドルサービスに使用する曲としてもおすすめです。
3.「風のとおり道」久石譲
久石譲の「風のとおり道」は、アニメ映画「となりのトトロ」の挿入歌として有名です。
全体的にゆったりとした落ち着いたテンポでありながら、どこか壮大な雰囲気を感じさせるメロディーが特徴です。
和のテイストを感じさせる美しい曲なので、和装の結婚式にもよく合います。
深い森のなかに迷い込んだような、神秘的なイメージを演出できるでしょう。
多くの人が聴いたことのある馴染み深い音楽なので、結婚式を盛り上げたいときにおすすめです。
【退場】和装の結婚式でおすすめの3曲
和装の結婚式を締めくくる曲には、感動できるラブソングや二人の未来を祝福するような爽やかなメロディーが適しています。
おすすめは以下3つの曲です。
- 「君とつくる未来」ケツメイシ
- 「幸せをフォーエヴァー」MISIA
- 「花」中孝介
「ゲストを感動させたい」「明るく爽やかに退場したい」など、退場シーンをどのように演出したいかによって選ぶべき楽曲も異なってきます。
結婚式の最後を締めくくる大事な一曲なので、二人でよく相談しながら選んでみてください。
1.「君とつくる未来」ケツメイシ
ケツメイシの楽曲である「君とつくる未来」は、これからの二人の未来への想いを歌ったラブソングです。
新たな人生を歩んでゆく新郎の決意と感謝が感じられる曲なので、披露宴の退場曲で流せば、明るく爽やかなイメージが広がるでしょう。
誰が聞いてもわかりやすい内容の歌詞もこの曲の魅力。
難しい言葉は使っていないため、幅広い層のゲストから受け入れてもらえます。
パートナーへの感謝の気持ちを歌った内容なので、退場曲はもちろんプロフィールビデオや新郎からのサプライズムービー、ケーキ入刀や乾杯直後などさまざまなシーンに利用できます。
2.「幸せをフォーエヴァー」MISIA
MISIAの「幸せをフォーエヴァー」は、ゼクシィのプロポース応援ソングとして作られた楽曲です。
和洋問わず披露宴の退場曲として高い人気があり、あらゆるシーンに使用できます。
前半は両親への感謝の気持ちを綴った歌詞になっているので、手紙のシーンや花束のシーンなどにもおすすめです。
後半は結婚式を祝福する内容の歌となっているため、二人の門出のシーンにぴったりの一曲だといえるでしょう。
全体的に落ち着いた雰囲気の楽曲なので、感動を誘いたい場面で流すのにもマル。
プロポーズを受けた女性の気持ちをストレートに歌詞にしているため、プロフィールビデオやエンドロールムービーにもよく合います。
3.「花」中孝介
中孝介の代表曲「花」は、美しい歌声が魅力的な曲です。
森山直太郎が作曲を手がけた曲で、結婚式で使われることが多い人気の一曲です。
優しい男性ボーカルの歌声と穏やかな内容の歌詞が、和の雰囲気によく合います。
歌声から始まるインパクトの強い一曲なので、結婚式をドラマティックに締めくくりたい二人におすすめです。
明日へ向かって生きる力を与えてくれる「花」を退場シーンで流せば、家族も安心して送り出すことができるでしょう。
退場シーンはもちろん、エンドロールや花嫁の手紙、花束贈呈などの感動シーンにも適しています。
まとめ:和装結婚式の曲選びで迷ったときは無料相談会へ!
今回は和装の結婚式でおすすめの曲についてご紹介しました。
- 和装の結婚式で使用する曲はどんなジャンルでもかまわない
- 著作権に関するルールを守って曲選びをすることが大事
- 入場におすすめの曲は「万讃歌」「CHANGE」「Only Time」
- ケーキ入刀でおすすめの曲は 「桜会」 「The Summer Wars」「Re…Japanesesque」
- お色直し入場でおすすめの曲は「Every time」「Luv Letter」「風のとおり道」
- 退場でおすすめのは「君とつくる未来」 「幸せをフォーエヴァー」 「花」
和装の結婚式では、どんなジャンルの楽曲を使用してもかまいません。
洋楽でも大丈夫ですが、結婚式の場に似合わない暗い楽曲を使用するのはやめましょう。
今回紹介した曲はラブソングから明るいアップテンポの曲まで幅広く、さまざまなシーンで利用できます。
日本の伝統を感じられる曲を選べば、和装の結婚式がより一層華やぐでしょう。
どんな結婚式を演出したいかイメージして、最も適した曲を選んでください。
色打掛での挙式について詳しく知りたい方は、和婚スタイルの無料相談会に気軽に参加してみましょう。