【令和婚】福岡の神社挙式・結婚式でも人気の「太宰府天満宮」

投稿日:2019年8月23日 更新日:

太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)といえば「学問・至誠・厄除け」の神様、菅原道真公をお祀りしていることでも有名で、福岡きっての人気観光スポット。
国内はもちろんのこと、国外からも非常に人気が高く、初詣だけでも200万人、年間では1000万人の参拝者が訪れているそうです。学生時代に受験合格祈願などで参拝された方も多いのではないでしょうか。

近年では、新元号に取り入れられた歌が詠まれた場所としても注目が集まっています。福岡県太宰府市にあった大伴旅人邸で開かれた「梅花の宴」で詠まれた32首の歌の序文から採用されました。

 

参拝の前に・・・太宰府駅と梅ヶ枝餅

太宰府天満宮のある太宰府市は福岡市の南東に位置しています。
福岡市内から西鉄電車で約30分、バスでは博多から直行便も出ていて約40分程で行くことが出来ます。最寄の太宰府駅から降りて、境内までは徒歩で約5分程。

太宰府駅は『町との共栄駅』をコンセプトに2018年に27年ぶりの大幅なリニューアルが施され、駅の内外には太宰府天満宮をイメージした朱色の要素や太宰府市のシンボルでもある梅の花を散りばめたデザインになっています。太宰府を訪れる方々の期待感をより一層盛り上げてくれています。

万葉集などでも多くの歌が詠まれている太宰府の地。駅前には誰でも投稿できる俳句・短歌ポストが設置されています。
入選作品には記念品の贈呈もあるそうで、太宰府を訪れた思い出に一句詠んでみるのもいいかもしれませんね!

境内へ向かう参道には、約80軒のお店が軒を連ねています。お土産屋さんや雑貨屋さん、食事処など、どれも目移りしてしまいます。

中には特徴的なデザインをしたスターバックスも。

食べ歩きに欠かせないのが太宰府名物、梅ヶ枝餅。

出来立てでアツアツの餅の中には餡がぎっしり。外側はパリッとした食感、中はもっちりとしており、控えめな甘さで何個でも食べれてしまいます。
梅ヶ枝餅の味や食感はお店ごとに違うので、自分にあった梅ヶ枝餅を探して食べ比べてみるのもひとつの楽しみです。

伝承の御神牛と神前へと続く御神橋

参道を抜け大きな鳥居を抜けると、御神牛(ごしんぎゅう)の銅像があります。
菅原道真公が亡くなられた際に、遺骸を乗せた牛車を引く牛が座り込んで動かなくなったとされ、それを道真公の御意志であるとしてその地に遺骸を埋葬することに。その御墓所の上に太宰府天満宮が創建されました。

御神牛像の頭を撫でると知恵を授かり、自分の怪我や病気をした部分を撫でると治ると言われており、古くから人々の信仰の対象とされてきました。
学問の神様である菅原道真公の知恵を授かろうと、撫でられた頭の部分はピカピカと輝きを放っています。

心字池に架かる清めの橋「太鼓橋」

境内には「心」という字をかたどった心字池と呼ばれる大きな池があります。鮮やかな朱色と周りの木々とのコントラストが美しくフォトスポットとしても人気が高いです。池の周りの自然は季節ごとに表情を変え、梅や桜、紫陽花や紅葉など境内を彩っています。

心字池に架かる御神橋は太鼓橋、平橋、太鼓橋の三橋からなり、それぞれ「過去」「現在」「未来」の三世一念という仏教思想を表しています。この橋を渡りきることによって三世の邪念を払い、心身を清めて、ご神前に進むことが出来ます。

そのほかにも、境内には太宰府市のシンボルである「梅の花」があしらわれた物が数多く見受けられます。

古来より親しまれる縁起物「ひょうたん」の秘める力とは

ご本殿を抜け、裏手に位置するのは厄晴れひょうたん掛所。
合格祈願などで多くの方々が訪れる太宰府天満宮ですが、素晴らしい厄除祈願も行っております。

絵馬やおみくじの掛所はよく見かけますが、ひょうたんの掛所は珍しいのではないでしょうか?
太宰府天満宮には、菅原道真公がこよなく愛された梅の木の下で「ひょうたん酒」を飲めば、不思議と難を免れるという伝承があり、厄除祈願を受けた方々は特別なお札・お守り、また御神酒と厄晴れひょうたんをいただけるそうです。

日本では古来より、ひょうたんは縁起物とされており、不思議な力があると信じられてきました。
独特な形をしている瓢箪(ひょうたん)ですが、古来より親しまれてきたのには数々の理由がありました。

・3つ揃えば三拍(瓢)子揃って縁起がよい 。
・6つ揃った「六瓢箪」」は、無病(六瓢)息災のお守りになる。
・蔓が伸び、果実が鈴なりになる様から、「家運興」「子孫繁栄」としてのシンボル。

その形状から「邪気を吸い込む」「吸い込んだものを逃がさない」などとされ、魔除け、厄除け、除災招福のお守りとしても広く用いられてきました。
風水では、「長寿」「健康」「知恵」「才能」「魔除け」「名誉」「地位」「家庭」「愛情」をもたらし八方位を守るといわれ、くびれをはさんで左右対称となっており無限大の意味を有し、ひょうたんの効果を無限大に引き出す等々・・・。まさに万能な開運アイテムではないでしょうか!

厄が晴れた際に、お礼のお参りをし、厄晴れひょうたんを掛所へ感謝のお気持ちを込めてお納めるそうで、たくさんのひょうたんが掛けてありました。
4月に斎行される「厄晴れ瓢箪焼納祭」にて、お納めしたひょうたんを大祓詞の奏上とともにお焚き上げする神事も行われています。

掛所の前には、国の天然記念物にも指定されている樹齢1000年から1500年と推定される夫婦楠が寄り添っていました。

御朱印

周辺スポット

九州国立博物館
「九博(きゅうはく」の愛称で親しまれている九州国立博物館。
太宰府天満宮のすぐとなりに位置し、国宝や重要文化財など数多くの歴史的収蔵品を展示しており、年間来場者数は100万人の人気観光スポット。

住所:〒818-0118 福岡県太宰府市石坂4-7-2
TEL:092-918-2807(代表)
開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)※金曜日・土曜日のみ9:30〜20:00
休館日:月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は翌日)

結婚式情報


太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)

1500年の歴史を持つ大樟に見守られ斎行する結婚式

樹齢1500年の大樟に抱かれて建つ「誠心館 儀式殿」にて、末永いご多幸をお祈りし、厳粛に執り行われます。
式後には多くの参拝者に祝福されながら御本殿へのお参り行います。

「令和」発表で、以前にもまして注目を浴び、賑わいをみせる太宰府の地。
食べ歩きも楽しめ、自然や歴史に触れることのできる太宰府天満宮を1度訪れてみてはいかがでしょうか。

■開門時刻
春分の日より秋分の日の前日までは6:00、
それ以外の日は6:30

■閉門時刻
4月・5月・9〜11月は19:00
6〜8月は19:30
12〜3月は18:30(金土曜は20:30)
※12/31は6時30分開門、1/1〜3は24時間開門

■祈願受付
8時45分〜17時

■交通アクセス
<電車で>
西鉄「太宰府」駅より徒歩約5分。

<車で>
九州自動車道「太宰府」ICより約15分。

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