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雅楽の伝来
奈良時代中国、朝鮮半島・南アジアから伝わっております。
平安時代には演奏形式や従来の楽曲が国風に合う形に改められ、専属の楽人を要請する社寺が現れるなど、一般でも演奏されるようになります。
宮中・貴族社会・寺院での継承を経て、他国では廃絶する中で日本独自の音楽として現在に至ります。
雅楽に使われる主な楽器(三管三鼓)
三管
篳篥(ひちりき)
~地にこだまする人の声~
竹の管で作られた表に七つ、裏側に2つの穴をもつ縦笛。 雅楽の主旋津を担当。
龍笛(りゅうてき)
~空を舞い立ち昇る龍~
竹の管で作られ7つの指穴をもつ横笛。主旋津に絡みあうように演奏し旋津を豊かにする。
鳳笙(ほうしょう)
~天からさしこむ光~
翼を立てて休んでいる鳳凰に見立てられる。竜笛・篳篥の旋津に対して和音を奏でる。
三鼓
鞨鼓(かっこ)
洋楽の指揮者の役割を担い、全体のテンポを決める。
釣太鼓(つりだいこ)
鉦鼓(しょうこ)
金属製の打楽器
雅楽の主な曲目
越殿楽(えてんらく)
雅楽の中で最も有名な曲。古くより親しまれ「黒田節」などに編曲されている。祭事の際に演奏が多い。
平調 越殿楽